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ISBN 10 : 4409031147
Content Description
排外主義や権威主義、ウルトラナショナリズムにフェイクニュース…それらの根源はどこにあるのか。ハイエクなど初期新自由主義者たちの論考を辿りながら世界に吹き荒れる政治言説の布置を問い直す、政治哲学者による批判の書。
目次 : 第1章 社会は解体されなければならない(民主主義、平等、そして社会的なもの/ 社会は解体されなければならない/ 今日のハイエク―自由と社会的なもの/ ハンナ・アーレントは助けにならなかった/ 社会的なものの政治的想像領域の喪失)/ 第2章 政治は退位させられなければならない(新自由主義的な反政治/ どこでボタンをかけ間違えたのか?)/ 第3章 個人の保護領域は拡大されなければならない(道徳的伝統主義を新自由主義の要素として理論化する/ フリードリヒ・ハイエクの伝統論/ 現実に存在する新自由主義/ 国民国家を家族そして私企業として描き直す)/ 第4章 表現するウェディングケーキと祈る妊娠相談センター―新自由主義的法学における宗教の自由と表現の自由(表現するケーキ―“マスターピース・ケーキショップ対コロラド州市民権委員会”裁判/ 祈る妊娠相談センター―“家族および生命の擁護全米協会(DBA NIFLA)他対ベセラ(カリフォルニア州法務長官)”裁判)/ 第5章 白人男性に未来はない―ニヒリズム、宿命論、そしてルサンチマン(ニヒリズムと脱昇華/ ニヒリズムとルサンチマン/ 空間)
【著者紹介】
ウェンディ・ブラウン : 1955年生、アメリカの政治哲学者。プリンストン高等研究所教授
河野真太郎 : 1974年、山口県生まれ。専門は英文学、イギリスの文化と社会。専修大学国際コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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