ウィリアム・バトラー・イェーツ

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ケルト妖精物語 ちくま文庫

ウィリアム・バトラー・イェーツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480020499
ISBN 10 : 4480020497
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1986
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あたびー

    #日本怪奇幻想読者クラブ アイルランドの文豪イエイツが複数の民話採集本から選んで編集したもの。民話なのに「むかしむかし」で始まらない、つまり現実にあったこととして語られる妖精たちとの遭遇。キリスト教の伝播により片隅に追いやられてしまったとは言え明らかについこの間までは存在していた妖精たちの姿。それは明治まで狐狸や妖怪を現実のものとしていた日本と相通じるところがあるから私たちには容易に理解できる心理だ。アメリカ人にはわかるまい。いつまでも失ってほしくないその心は、しかし徐々に消え去ろうとしている。

  • シュエパイ

    夜中に死体を担がされ、一晩中墓所を探してめぐった男の話が、なんて幻想的で妖しく美しいんでしょう!まるで八百万の神々のように、守り施し且つ祟り害する存在に、大使、人が出来るのはただ、怒らせないように祈ることだけなのですね。基督教にころされた他教の神々が、小さな妖精たちに姿をかえ、民間信仰として融合し残り続けている様子は、哀しみもありつつ、驚きをはらんでおり、非常に惹き付けられました。日本の天女伝説や、こぶとりじいさん等の伝承との類似は、なんによるものなんだろう・・・。想像するだけで、さらにドキドキしてきます

  • イプシロン

    ようやくケルト人の世界観(といっても島ケルトのアイルランド、スコットランド限定)が見えてきた気がした読書だった。それはゲーテがファウストで求めた世界。一神教と多神教が緩く融合された世界観だ。換言すれば、人為性と自然性の融合だ。そしてその自然性の象徴(比喩)の代表格が"妖精"という建付けなのだろう。自然に対する畏怖・畏敬を失うことを恐れた、あるいは失わないことに誇り高かった人々。それが島ケルトなのだろう。編者イエイツの解説にある最後の一文がすべてだろう。

  • 今よりずっと妖精が身近だった頃の話を書き留めてくれたイエイツに感謝。農民の素朴な想像力と大地の自然が生き生きとしていたころの話は読んでいて面白かったです。ところどころに何げなくある会話や動作が日本には馴染みなく戸惑うところも異文化の一つとしてよかったですね。読んでいて印象的だったのは、妖精の話とキリスト教概念がごちゃごちゃになっている話は文化の衝突の印象があるなあということ。個人的にはキリスト教概念がないほうが、やっぱりすっきりしているので好きですね

  • あかつや

    イェイツが収集したアイルランド各地の民話の内、妖精に関するものを集めたもの。妖精といってもすぐ頭に浮かんでくる可愛らしいあれだけじゃなくて、日本で言うところの妖怪みたいなものも含まれる。日本の妖怪は水木しげる大先生が可視化したけど、こちらの妖精はメガテンで仲魔にした奴らもいて、金子一馬の絵でイメージしちゃうな。リャナン・シーとかバンシーとか。お話も日本の昔話とも共通するようなのも多くて、こういうのは世界共通だなあと思った。妖精は基本的に領分を侵さなければいろいろいい事してくれる。妖精さんに会いたいなあ。

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