ウィリアム・ケント・クルーガー

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ありふれた祈り ハヤカワ・ミステリ

ウィリアム・ケント・クルーガー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150018900
ISBN 10 : 4150018901
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あの夏のすべての死は、ひとりの子供の死ではじまった―。1961年、ミネソタ州の田舎町で穏やかな牧師の父と芸術家肌の母、音楽の才能がある姉、聡明な弟とともに暮らす13歳の少年フランク。だが、ごく平凡だった日々は、思いがけない悲劇によって一転する。家族それぞれが打ちのめされもがくうちに、フランクはそれまで知らずにいた秘密や後悔に満ちた大人の世界を垣間見るが…。少年の人生を変えた忘れがたいひと夏を描く、切なさと苦さに満ちた傑作ミステリ。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作!

【著者紹介】
ウィリアム・ケント・クルーガー : オレゴン州で育つ。様々な職を経て、1998年に『凍りつく心臓』でデビュー。2013年に発表した『ありふれた祈り』でアメリカ探偵作家クラブ賞を受賞。セントポール在住

宇佐川晶子 : 立教大学英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 遥かなる想い

    2016年このミス海外3位。 アメリカのミネソタの自然を 背景に家族の絆と少年たちの 成長を描く。 ひとりの少年での死で 始まるこの物語…ミステリーと いうよりも、 読んでいるとなぜか 「stand by me」の風景が 眼に浮かぶよう…美しい姉アリエール失踪から 展開される捜査と、明らかに される真実は何だったのか、 深層に潜む白人とインディアンの微妙な関係を盛り込みながら、家族の隠された 秘密を徐々に明らかにしていく… 切なさとほろ苦さが 全編に漂うが微かな希望の 光が心に残る、 そんな本だった。

  • ちょろんこ*勉強のため休止中

    約50年前のミネソタ田舎町で起こった数々の悲劇が、13歳の少年の目を通した回顧録として語られる。全てを乗り越えざるをえなかった家族の強い絆と、少年のたくましい成長が細やかに描かれていた。中盤まではたいした事件は起こらず、少年の目を通した矛盾に満ちた世界の有様や、田舎町ののどかな自然、個性的だが温かい人々との交流が描かれ、ミステリーというよりもほろ苦い青春小説に感じられた。全体的にノスタルジックで叙情性に満ちた物語。「死者は近くにいる...」エピローグで胸を抉られた。失われたもの、得たもの、人は生きていく。

  • 紅はこべ

    今までのこの作家のイメージと違い、ちょっとトマス・H・クックみたいと思った。クックほど思わせぶりな筆致ではないが。アメリカの男性作家は少年時代へのノスタルジーが大事なんだな。その手の傑作ならマキャモンだけど。芸術家が聖人と暮らすのはきついかもね。でも父親も完全な聖人ではなく、当たり前の人間、普通の父親であったことは、エミールと縁を切ったことで証明されたね。

  • やきいも

    『このミステリーがすごい!2016年版』海外長編部門の第3位の作品です。地味だけど、しぶくて味のあるミステリーです。田舎町の殺人事件を通して主人公の少年が成長していく物語。個人的には342ページの主人公の弟が「ありふれた祈り」を捧げた場面が映画のワンシーンのように深く心に残った。凝ったトリックや、ドキドキハラハラするストーリー展開はこの本にはありません。「ミステリーのスタイルを取り入れたアメリカ文学」という感じの本。また再読してみたいです。

  • starbro

    ウィリアム・ケント・クルーガー初読です。地味な作品だと思いますが、全米4大ミステリ賞で最優秀長編賞を独占しただけあって、最後まで読ませます。但し、純粋なミステリというよりも、ミステリ要素のある家族小説だと理解しました。ところでアメリカ人はネイティブアメリカン(いわゆるインディアン、これも酷い言い方だと思いますが)をほぼ滅亡させてしまっことを反省しているのでしょうか?

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