ウィリアム・グリル

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バンドゥーラ “ジャングルの誇り”とよばれたゾウ 児童図書館・絵本の部屋

ウィリアム・グリル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566080812
ISBN 10 : 4566080811
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
83p;32

内容詳細

ミャンマーでは、むかしから、人とゾウが協力して作業をおこなう林業がいとなまれていました。イギリスで生まれたジェームズ・ハワードウィリアムズは、貿易会社の社員としてミャンマーにおもむき、そこではじめて、ゾウ使いやゾウたちといっしょに仕事をすることになりました。ウィリアムズはやがて、とびきり頭がよく、勇気のある、バンドゥーラというゾウと知り合い、かたい信頼のきずなで結ばれます。のちに「エレファント・ビル」とよばれるようになったウィリアムズとゾウのバンドゥーラがなしとげたおおいなる旅をえがく絵本です。

目次 : 出会い/ ゾウのキャンプ/ ゾウに夢中/ ゾウのミニ百科/ アジアゾウの暮らしと歴史/ 骨の折れる仕事/ ゾウ使い/ ジャングルから港へ/ 野生ゾウの訓練/ ジャングルの誇りバンドゥーラ/ ゾウの学校/ ゾウの病院/ バンドゥーラに命を救われる/ 新たな危険/ 戦争再び/ 大脱出/ はるかな旅/ 未開の地へ/ 緑の大海原/ 道なき道を/ 絶望の階段/ ひと足ひと足/ のぼりきる/ もうひといき/ ようやく到着/ 自由を夢見て/ 果てしない労働/ 別れ/ 英雄たおれる/ バンドゥーラが遺したもの

【著者紹介】
ウィリアム・グリル : イギリスの絵本作家、イラストレーター。大学在学中から絵本を絵本を描くようになる。デビュー作『シャクルトンの大漂流』(岩波書店)で、2015年のケイト・グリーナウェイ賞を史上最年少の25歳で受賞

佐藤見果夢 : 公立図書館勤務を経て、児童文学・絵本の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遠い日 さん

    実話に基づくお話。ミャンマーにおけるゾウの働きの重要性と、歴史的なゾウの扱われ方にもページを割き、それを理解した上での、バンドゥーラと呼ばれたジャングル一勇敢なゾウの計り知れない賢さと勇気が胸奥に届きます。イギリス生まれのウィリアムズが仕事でミャンマーのゾウ使いを知り、その有用な仕事ぶりに打たれ、改革していったこと。よく教育されたゾウたちは戦争にも駆り出され、労働力として使役される。信頼関係がなければできないことだった。バンドゥーラとウィリアムズの固い絆に、なんとも言えない清々しいものを見ました。

  • ぺんぎん さん

    19世紀初頭から戦後くらいまでの象と林業の話。象の調教、木材の伐採から運搬まで細かく説明されており、興味深い。現地勤めしていた英国人の著書を基にした絵本だが、作者自身がミャンマー取材をしており、内容も絵も信頼できるように思える。チンドウィン川からインパール経由でアッサムまで、象や民間人を連れての逃避行が後半から語られるが、日本軍将兵が非戦闘損耗を大量に出したように、現地人や象でも辛い道中だったようだ。反戦!環境保護!を前面に押し出す、よりも淡々とビルマの情景を映しながらの語りにほっこりもした作品でした。

  • のん@絵本童話専門 さん

    バンドゥーラという奇跡のようなゾウを取り上げた、ノンフィクションの科学絵本。『カランポーのオオカミ王』の作者、いまどきなおしゃれな構成で描かれている。ミャンマーの歴史、ゾウの生態とアフリカゾウとの違い、ゾウの使役とゾウ使い、バンドゥーラの成し遂げた奇跡の数々、そして話は第二次世界大戦中のゾウ部隊の逃避行、密猟・環境問題へ。バンドゥーラに心を寄せたあと、一気に悲しみへ。平和とゾウの保護問題について考えさせる一冊ともなっている。

  • たくさん さん

    ゾウを使うのは農耕の牛馬を使うようにミャンマーでは当たり前だったのだろうし、やさしく心を通わせると通じるというのも象は物事をよく覚えているというのも納得。じいちゃんもチンドウイン川を渡ってインパールへ行ったけどそこしかやっぱり陸路でインドへ抜けられないのだろうな。従順で賢い象が密漁で殺されてしまうというのも、手塩にかけて育てた娘を、その過程や背景を知らないセックスがしたいだけの男にノリでヤられる大学生的で強姦とかヤリモクの軽い男は刑務所へ入れてやれって思う本でした。(ずれてる?)

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