ウィリアム・ウィルキ・コリンズ

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白衣の女 上

ウィリアム・ウィルキ・コリンズ

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003228418
ISBN 10 : 4003228413
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1996
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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『月長石』と並ぶ著者の代表作で、ミステリ...

投稿日:2019/01/11 (金)

『月長石』と並ぶ著者の代表作で、ミステリー黎明期の傑作。主人公のハートライトは絵画教師。リマリッジ館に仕事に赴くが、そこでハルカムとローラという姉妹と知り合う。美しいローラに強く惹かれるハートライトだが、彼女には婚約者がいる…。 総計で約1100ページの長さ、読み始めると語り手がどんどん変わること、などがあるものの、総じて読みやすく面白い。150年前に刊行されているし、設定もあって、やや古びた感はあるものの、最後まで飽きさせることはない。 全体として魅力的なのはハルカム。彼女の知性の輝きが全編を貫いている。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    滑り出しはやや冗長な感もあったが、話者が代わりギルモア弁護士の手記からマリアンの日記へと移ってゆくにつれて物語に投入し、読むスピードも上がって行くようだ。表紙見返しにはミステリとあるのだが、今のところはミステリーらしい様相は薄い。しいて言えば、白衣の女アン・キャセリックの抱える謎と、グライド卿の甚だしいまでのうさん臭さが物語に暗雲を投げかけていることか。ローラの行く末には不幸が待ち受けているだろうとの予測はほとんどの読者が抱いていると思われる。その負のエネルギーの大きさはなかなかのもの。中巻へ。

  • 遥かなる想い

    古典的なミステリーにおける謎の女の 存在は定番だが、本書の白衣の女の登場も 奇妙で印象的である。 全編を覆う霧のようなものが一向に 晴れず、読み進める程 濃くなる雰囲気で 本当に構成が上手い。 「ロンドンに行きたい」という女.. ハートライトとローラの物語..語り手を変え、 視点を変えた描写が謎を加速させる。 一体真実を語るのは誰なのか..心落ち着かない まま、中巻に入らざるを得なくなる 展開だった。

  • のっち♬

    リマリジ家に美術教師として招かれたハートライトは美しきローラと惹かれ合うが彼女は婚約中の身であった。一気に引き込まれるのが白衣の女とのミステリアスな遭遇シーンで、不穏な展開を予感させる。また、序盤から物語の魅力を下支えしているのがチャーミングでお節介焼きなマリアンの存在で、持ち前の的確な判断力と勇敢さで妹を守ろうと必死に立ち回る姿は母性的なものを感じさせる。ある意味本作における真のヒロインとも言えるだろう。パーシヴァル卿相手に交わされる会話も緊張感溢れるもので、時折感情的になる彼女の語り口も気にならない。

  • セウテス

    〔再読〕センセーショナルミステリーというべき、登場人物の造形の繊細さや表現の匠さで読ませる謎解き小説です。キャラの豊かな個性が何より楽しく興味深く、それだけでも読めてしまう、そんな作品です。リレー型式の様に順番に語り手が変わって行きますが、最初の語り手は絵画教師のハートランドです。ある日夜道で、彼は白衣の女と出逢います。どうやら精神病院を脱け出して来たらしいのだが、数日後仕事で訪れた館の娘ローラは、まるで白衣の女に瓜二つでした。不穏な空気がひしひしと近づくのを感じ、まだ何も起きないが読む手は停まりません。

  • NAO

    夏とはいえ真夜中の寂しい道で、真っ白な服に身を包んだ女性に出会った絵画教師ハートライト。その数日後絵画の修復と家庭教師の仕事を得てハートライトが訪れたリマリッジ館には、夜道で会った女性とそっくりな娘ローラがいた。多額な遺産相続人であるローラ。やる気があるのかないのかよく分からないローラの後見人。ローラの婚約者パーシヴァル卿。ローラと瓜二つの謎の娘アン。リマリッジ館を取り巻くのは、怪しげで一癖も二癖もありそうな人物ばかり。その中で奮闘する男勝りで近代的なハルカム嬢は、ときにローラよりもずっと魅力的に見える。

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