Books

日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIV

ウィニフレッド・バード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750517827
ISBN 10 : 4750517828
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

北海道から九州まで古代薫る地へ赴き、調べ、食べた、“原日本”の風景と暮らしに迫る異文化食紀行。

目次 : 第1章 道端の雑草、森の驚異 春の新緑/ 第2章 生命の木 トチノミの盛衰/ 第3章 饗宴と飢饉 ワラビの二面性/ 第4章 世界でいちばん背の高い草 天然物でもあり栽培物でもあるタケノコの物語/ 第5章 海の四季 海藻の消えゆく伝統/ 最終章 天然食物と共に生きてきたアイヌ

【著者紹介】
ウィニフレッド・バード : 新聞記者、翻訳者、ライター。米国マサチューセッツ州・アマースト大学で政治学を学ぶ。2005年に来日し、英語教師、ジャーナリストとして活動。長野県松本市、三重県御浜町など地方都市で暮らしながら全国各地へ足を運び、広く日本の野草や海藻文化に触れる。環境問題、科学、建築などに関する記事をThe Japan Times、Kyoto Journal、San Francisco Public Press、Pacific Standard、NPRなどに寄稿。精力的に執筆、翻訳活動を続けている

上杉隼人 : 翻訳者(英日、日英)、編集者、英文ライター・インタビュアー、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現大学院の前身)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Aya Murakami

    種をあやすの裏紹介。図書館本。 ツクシ、ワラビは子供のころから家族と採取、料理してきた(ただし、同じ学校の反自然な児童にからかわれた)ので読んでいてなんだか懐かしい気持ちにもなりながら、アイヌの歴史では和人の罪悪感の気持ちにもなる重厚な内容でした。 山から海へと幅広いフィールドから食べ物は得られる今でいう野食の本。アイヌにとっての火の女神はマイエレメント、ヒープリ、ヘスティアを連想。

  • J D

     なかなか刺激的な読書となった。山菜や海藻が食べられてきた意味。そこにあった日本の文化。日本人の自然に対する意識がどう育まれてきたのか、山を海を守り、大切にすることで食を生命を守る。そんなことに改めて気付かされた。山菜は、古代から日本人の生命を繋いできたが、今や贅沢もしくは消え去りつつある食文化なのか。最終章でアイヌの食文化に触れているのがこの本の幅を広げている。これから、海藻や山菜を食する度にこの本を思い出すことになりそう。万葉集の引用が語られる食文化に重みを与えていた。

  • たまきら

    アメリカ人ライターによる「日本の食材って面白い!」なレポートです。著者の純粋な驚きが伝わってきて、ほほえましいな。アメリカの食材だって、アメリカインディアンの食材や南米料理を見れば多様だし、日本だって決まりきったレシピしか食べない人には山菜は未知の領域。食べ物への興味がある人なら、それはもう国籍は不要ということなんだと思います。

  • yyrn

    まず、本の装幀が良かった。手に取って読んでみようという気になったし、中の章立ても、イラストも、取り上げられた山菜をつかったレシピも、和歌の引用にも工夫が凝らされていて読みやすく、なかなか良い本だと思った。▼日本に8年間暮らしたアメリカ人女性が滞在中に近所の人に誘われて山菜取りをしたことがきっかけとなって日本の自然食に強い関心を抱き、日本各地を訪れて、その歴史的経緯や今を紹介していくのだが、土地の古老や第一線で活躍している人々へのインタビューだけで終わらず、多数の文献に当たり、洋の東西の対比ばかりでなく⇒

  • to boy

    米国ジャーナリストが日本に滞在して各地の天然植物、海藻などの食文化を楽しんだ記録。栃の実、わらび、わかめなどが日本の昔からどのように食されてきたのか詳しく記載。天然植物は基金などによって栽培植物が不作に食べる非常食(まずい、手間がかかるなど)としての意味と、その季節に少ししか採れない貴重で贅沢な物としての意味とあると言う見解が面白い。アイヌを語った章では倭人たちの暴挙も語られていて悲しい。アメリカ先住民もそうだが、古代日本人、アイヌ人たちは天然植物をうまく利用していたことが分かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items