育み支え合う保育リーダーシップ 協働的な学びを生み出すために

目次 : １　保育におけるリーダーシップ（保育におけるリーダーシップ―保育の文脈/ 保育におけるリーダーシップ―研究から見えるもの）/ ２　保育における効果的なリーダーシップ（方向づけのリーダーシップ―共通のビジョンをつくり上げること/ 方向づけのリーダーシップ―効果的なコミュニケーション/ 協働的なリーダーシップ―チーム文化の活性化/ 協働的なリーダーシップ―保護者の協働を促す/ エンパワメントするリーダーシップ―主体性を引き出す/ エンパワメントするリーダーシップ―変化の過程/ 教育のリーダーシップ―学びをリードする/ 教育のリーダーシップ―省察的な学びをリードする）/ ３　省察的リーダーシップ（リーダーシップの物語）/ 座談会　日本の保育現場で本書の知見をどう活かすか/ 解説　日本の保育界に本書がもたらす可能性

【著者紹介】
イラム・シラージ : 国際的に活躍する乳幼児教育の専門家。Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ｃｏｌｌｅｇｅ　ｆｏｒ　Ｓｃｈｏｏｌ　Ｌｅａｄｅｒｓｈｉｐにて「保育におけるリーダーシップに関する国家基準（Ｔｈｅ　Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ｓｔａｎｄａｒｄｓ　ｆｏｒ　Ｌｅａｄｅｒｓｈｉｐ　ｉｎ　ｔｈｅ　Ｅａｒｌｙ　Ｙｅａｒｓ）」の策定を行い、システム・リーダーシップの解説書を執筆。「効果的な就学前教育プロジェクト（ＥＰＰＥ）」のデータ分析から、効果的な成果（アウトカム）の認められた園におけるリーダーシップについて初めて著した。保育における教育方法（ペダゴジー）、カリキュラム、リーダーシップに関する先駆的研究者である

エレーヌ・ハレット : ロンドン大学教育学研究科講師（博士）。教師、主幹教諭、園長として、さらに高等教育では講師、学部長、研究者としてこれまでに多くの実践者、子どもたち、家庭とのかかわりを幅広く経験。学位をもった「保育におけるリーダー（ＥＹＬ）」（保育のリーダーシップ資格：ＥＹＰｓ）のためのリーダーシップ・プログラムと、「総合的チルドレンズ・センターのリーダーのための国家専門職資格（ＮＰＱＩＣＬ）」のプログラムを主導した。修士課程では、保育に関する政策と実践をリードすることについて教授している

秋田喜代美監 : 東京大学大学院教育学研究科教授。同附属発達保育実践政策学センターセンター長。博士（教育学）。専門は保育学、教育心理学、授業研究。長年園内研修にかかわり、保育の質の向上や保育者の専門性・実践知に関する研究を行っている

鈴木正敏 : 兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授。博士（教育学）。専門は保育学。保幼小連携の研究を中心に、幼稚園・保育所・こども園ならびに小学校での研修を行っている

淀川裕美 : 東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター特任講師。博士（教育学）。専門は保育学。保育の質、保育者と子どもたちの言葉のやりとり、食事場面に関する研究を行っている

佐川早季子 : 奈良教育大学教育学部准教授。博士（教育学）。専門は保育学、乳幼児心理学。幼児期の造形表現や保育の質に関する研究を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）