イブラム・x・ケンディ

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アンチレイシストであるためには

イブラム・x・ケンディ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784777827732
ISBN 10 : 4777827739
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人種や差別の問題を解きほぐすための思考の旅。世界が注目する気鋭の歴史学者によるメモワール。

目次 : 定義することからはじめよう/ 引き裂かれる心/ 権力がつくりだした幻想―人種/ ぼくたちは生物学的に違うのか?/ 民族と民族のあいだに/ この身体は危険?/ 文化に優劣はない/ 行動は個人のもの/ さまざまな肌の色/ 白人への憎しみ/ 黒人のレイシスト/ 資本主義とレイシズムの双子/ 区別される空間、区別されない空間/ ジェンダーと人種が交差する場所/ あらゆるセクシュアリティとつながる/ 行動と失敗/ 成功へのステップ/ アンチレイシストであるためには

【著者紹介】
イブラム・X・ケンディ : 1982年、ニューヨーク市生まれ。歴史学者、作家。ボストン大学“反人種主義研究・政策センター”の創設者であり所長をつとめる。アメリカの人種差別の歴史を描いた『はじめから烙印を押されてStamped from the Beginning』は全米図書賞(2016年、ノンフィクション部門)を受賞。2020年、タイム誌の“世界で最も影響力のある100人”に選ばれた

児島修 : 英日翻訳者。1970年生まれ。立命館大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ずっきん

    「アンチレイシストとは、人種だけでなく、民族、文化、階級、ジェンダー、セクシュアリティなどの違いを平等に扱う人のことだ」レイシズムの成り立ちとそれを支える制度、歴史学者ならではの引用考察と、自らの経験を織り交ぜた構成が非常にわかりやすく、なおかつ面白い。あくまで穏やかな語りでありながら、時々冷水をぶっかけられたように目が覚める。わたし自身に潜むレイシズム的な思考に気づかされる。良書。 *メモ「客観とは大多数の主観」

  • ヘラジカ

    「私はアンチレイシストだ」と胸を張って言える人はどれくらいいるだろうか。「少なくともレイシストではない」と主張できる人も、この著作を読むともしかしたら考えを改めることになるかもしれない。そもそもレイシズムとは一体何か、何故レイシズムパワーは簡単に無くならないのか。自らも”人生の大部分で、レイシズムとアンチレイシズム両方の考えを持っていた”と述懐する作者自身の半生を振り返りながら、文化や行動、生物学などあらゆる側面から、社会に根を張る「人種対人種」という虚妄を問い糺す。意識が改革されるような良書であった。

  • りらこ

    多様性を認めるには自分の中に許容できないものも含めそれをも心から認めることだし、差別はいけないと知りながら何かの拍子に動揺してしまう自分にまた動揺してしまう事もある。自分は差別的な発言をしない側だと思っていた主人公が実はそちら側に迎合していたのみならず逆にに片棒担いでいたことに気づき変わっていくところから物語は始まる。レイシズムに染まった方が、自己優位性を主張できる簡単なカタルシスを得られるという単純な短絡的な社会構造に風穴を開けるのは、私はまずはできることとして子供達に教育をしていきたい。

  • サケ太

    私はレイシストなのでは、と感じる部分がどうしてもある。では、そもそもレイシストとは何か。定義から始まり、著者の体験、親の出生などを通じてレイシズムについて語られる。「人種」というものがどうやって生まれたのか。歴史学者である著者の語りはわかりやすく、読みやすい。人は、レイシズム的な考えと、アンチレイシズム的な考えを両方持っている場合がある。というのには膝を打った。何が、レイシズムになり得るのか。エンリケ航海王子についてボロクソなのが笑ってしまう。根が深いこの問題。見方が変わる本。

  • 昼夜

    この本を読むまで自分をレイシストだと思ったことはなかった。でも、島国である日本で生まれた日本人の私はこの本に書かれているレイシストの白人と同じ立場で同じ思考をしていると自分で認識しないといけない。そして、定期的にアンチレイシストポリシーを見て自分の言動を省みるのを続けないとこの染みついた考え方は変えられないと私も思った。先ずは目の前にいるひとりひとりをよく知り経験則や聞き齧りの情報で判断しないことを胸に刻みたいと思います。

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