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ISBN 10 : 4622097753
Content Description
その場にいない私たち、遠くからただ見守るしかない私たちは、これに耐えようと自分の感情を切り離すとき、どのように自分自身を深く損なっているのだろうか――。パレスチナの人を消し去ろうとする支配的な語りをいかにして解体するか。その転換点はどこにあるのか。文学の視点から暴力の発生地点をみつめる。
【著者紹介】
イザベラ・ハンマード : パレスチナ系英国人の作家。1991年、ロンドン生まれ。母はアイルランド系英国人、父はナブルス出身でレバノン生まれのパレスチナ人。オクスフォード大学で学び、ニューヨーク大学でクリエイティヴ・ライティングの修士号を取得。2018年、短篇小説“Mr.Can’aan”でO・ヘンリー賞受賞。長篇小説第一作のThe Parisian(2019)(第一次世界大戦中、南仏に留学し、大戦後、英国の植民地支配下のパレスチナに戻った曽祖父を主人公に、戦間期のパレスチナを描いた歴史小説)かスー・カウフマン新人賞ほかを受賞。長篇二作目のEnter Ghost(2023)は、王立文学協会アンコール賞ほかを受賞。2023年、英国の文芸誌Grantaが10年ごとに主催する「英国若手小説家ベスト20」に選出される
岡真理 : 1960年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、2023年より早稲田大学文学学術院教授。京都大学名誉教授。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題。2009年から平和を目指す朗読集団「国境なき朗読者たち」を主宰し、ガザをテーマとする朗読劇の上演活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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