イェニー・ヤーゲルフェルト

Individuals/organizations Page

Books

コメディ・クイーン

イェニー・ヤーゲルフェルト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001160529
ISBN 10 : 4001160528
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ママはみんなを泣かせて死んでしまった。だからわたしは、生きるためにママと反対のことをする。ママ似の髪を切って、生きものの面倒はみない、本も読まない。そして、みんなを笑わせるんだ――12歳のサーシャは悲しみを乗り越えるため、秘密の7つのリストを作る。スウェーデンを代表するYA作家が描く、心の再生の物語。

【著者紹介】
イェニー・ヤーゲルフェルト : 作家、心理学者、性科学者。2006年、『H〓l i huvudet(頭に開いた穴)』でデビュー。2作めのYA小説『わたしは倒れて血を流す』(ヘレンハルメ美穂訳、岩波書店)で、2010年アウグスト賞を受賞する。スウェーデンのすぐれた児童書・YA作家に贈られるアストリッド・リンドグレーン賞(2017年)およびクッラ・グッラ賞(2022年)ほか受賞多数。自死、精神疾患、ADHD、性自認、子どもの貧困など深刻なテーマを鋭い心理描写とユーモアあふれる文体で描く、スウェーデンを代表する人気作家

ヘレンハルメ美穂 : スウェーデン語翻訳家。スウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ☆よいこ

    児童書。YA。家族(母)の自死▽12歳の少女サーシャはうつ病になって亡くなった母のようにならない為に、死なないための7つの決まりごとリストを作った。@髪を切るA生き物の面倒を見ないB本を読まないCカラフルな服を着るD考えすぎないE散歩しない森を避けるFコメディ・クイーンになる。いつも泣いていたママみたいにならないように、パパを笑わせるためにサーシャは決意をする。一方でパパはサーシャを心配して精神科へ連れて行く▽センシティブでおすすめする対象が難しいが、ユーモアあるいい物語。相談先記載あり。2024.10刊

  • yumiha

    楽しそうなタイトルなのに表紙絵のサーシャは不機嫌な表情だ。それは、サーシャのママがうつ病を患って自殺したから。物知り顔でのおためごかしの慰めの言葉なんか要らない、と言っているようだ。ママのようにならないためのリストのひとつが、コメディクイーンになること。でも、その7つのリストって、サーシャの心のバリアーに見えるよ。無理してる痛ましさが透けて見えるよ。うつ病も自殺も重すぎる現実だから受け止めるのが難しいけれど、紆余曲折しながらサーシャが立ち直ってゆく姿をユーモアを交えて描いた本書は貴重だと思った。

  • 雪丸 風人

    主人公は母の死に囚われたスウェーデンの12歳。全身全霊で異質なこだわりを貫く彼女が、笑いを極めるべく驚きの行動を重ねていきます。最初、海外作品らしい軽妙なテンポに戸惑いましたが、すぐに慣れましたよ。日々ネタ探しをして、無鉄砲な挑戦もしてしまう姿にもう夢中。終盤のステージもいいのですが、一番吹いたのはまるで笑わせる意図のない心理士への放言でした。大先輩のアドバイスも良かったな〜。誰も成功者の話なんて聞きたくない、失敗談こそが心を掴むという言葉などまさに金言だと感じましたよ。(対象年齢は12歳以上かな?)

  • Incisor

    12歳になるサーシャは母を自死でなくした。悲しみとの向き合い方が胸をしめつけられるほどせつない。泣きたくても涙を目に戻そうとあおむけになったり。悲しみをのりこえるためにつくったリストは、自分を追い詰めていくばかりだけど、お笑いの女王になるという目標がひとつのきっかけとなる。父や叔父、親友やクラスメイト、カウンセラーなど周囲のサーシャとのかかわり方はさまざまで、さらに傷つきながらも喪失に向き合い、ふたをしてきた感情を爆発させ、得た気づきに心があたためられた。率直でユーモラスなサーシャの語り口にひきこまれた。

  • shoko.m

    ママが亡くなった12歳の少女、サーシャは、死なないためにママと反対のことをすることに決めた。まずはママと似ないように髪をばっさり切る。本を読まない。カラフルな服を着る……、そして7つめは、お笑いの女王、コメディ・クイーンになること! サーシャのものの見方や言葉遣いはゆかいだが、実はけっこう重たいお話だった。人を泣かせたママのようになりたくないからおもしろくあろうと無茶をするサーシャが、大人の私の目から見るとかえっていじましくて抱きしめたくなる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items