アーシュラ・K・ル=グウィン

人物・団体ページへ

この商品の関連特集

さいはての島へ ゲド戦記 3 岩波少年文庫

アーシュラ・K・ル=グウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001145908
ISBN 10 : 4001145901
フォーマット
出版社
発行年月
2009年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,365p

内容詳細

大賢人ゲドのもとに、アースシー各地の異変を伝える知らせが届いた。魔法の力が衰え、人々は無気力になり、死の訪れを待っているようだという。ただならぬ気配を感じたゲドは、若い王子を連れ、旅に出る…。

【著者紹介】
アーシュラ・K・ル=グウィン : 1929〜。アメリカの作家。カリフォルニア州バークレー生まれ。父は文化人類学者A.L.クローバー、母は『イシ―北米最後の野生インディアン』の著者シオドーラ・クローバー。『闇の左手』をはじめとする大人向けのSF作品でヒューゴー賞、ネビュラ賞など、数々の賞に輝く。「ゲド戦記」シリーズでファン層を飛躍的に広げた。「ゲド戦記」は、始めは三部作だったが、その後長いブランクを経て続編を発表し、読者を驚かせた

清水真砂子 : 1941年、朝鮮生まれ。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • absinthe さん

    ハイタカとアレンの力量に差がありすぎて、ハイタカが一方的に世界を語る物語になってしまう。とうとうさいはての島、最強の敵クモとの直接対決。バランスが崩れつつある世界。詩人は歌を忘れ、呪い師は魔法を忘れ、染師は染め方を忘れてしまう。大事な事、現代の大量消費文明を風刺してるのか、自分の仕事を忘れて、誰もがまがい物を作る世界になっていく。世界の何かが狂っていくのだが、理由が分からないその怖さ。ラストは伝説にふさわしく、とても良かった。

  • おたま さん

    この物語の前史にあたる『影との戦い』や『こわれた腕環』は、まだ自分なりに解釈することができた。しかし、この『さいはての島へ』は難解だ。今回読むのは二回目だが、以前に読んだときにも、何が書かれているのかよく分からなかった。アースシーと呼ばれるゲドの世界で、魔法(この場合は、手品的なものではなく、世界の真相を知りそのバランスを取り戻す「叡智」のようだ)が効かなくなり、そこかしこで世界のバランスが崩れていく、その原因は何か?そこに人間が望んではならない「生と死の不分明」があるようだ。

  • ネギっ子gen さん

    【過去を否定することは、未来を否定することだ。人は自分で自分の運命を決めるわけにはいかない。受け入れるか、拒否するのかのどちらかだ。ナナカマドは根のはり方が浅いと、実を結ばない】 破れ目が出現したため、裂け目ができ傷が生じてしまった、アースシーの世界。ロークの学院長たる大賢人ゲドの下に、エンラッドの王子が知らせを持ってきた。魔法の力が衰え、人々は無気力になり、死の訪れを待っているようだという。いったい何者の仕業か? 老いたゲドと若き王子は、正体不明の敵を求め、“災いあるところ”である死の淵へ旅立つ――。⇒

  • たつや さん

    初老?になった大賢人ゲドのもとにアレンと名乗る一人に青年が現れる。アレンは古い国の王子だった。王からの伝言を預かりやって来たのだ。市民は土地を奪い合い戦争を繰り返し、金に目がくらみ醜く生きている。人間の醜さを描き魔法使いというファンタジー要素を壮大な物語に折り込み、「生は死の中にこそあるもの」というテーマを語りかけてくる。ジブリの映画をちゃんと観ていないので違いは不明ですが、原作本は実にジブリ的な雰囲気が強く出てます。この巻のゲドはナウシカのユパ様をイメージして読んでいました。折り返しまで来ましたが、残り

  • みや さん

    魔法が衰えつつあり、死を望む人々が増えたことを憂いる王子アレンが、大賢人ゲドと共に旅をする第3巻。この巻がジブリ映画の原作だと聞いていたが、全然違う内容だったので驚いた。第一巻同様に様々な島を訪れ、冒険小説の雰囲気があって楽しい。周囲の島から始まり、次第に学院や海の民、竜にまでも闇がじわじわと迫ってくる恐怖感も良かった。青年特有の不安定に揺れるアレンの心情の変化に付いていけず、理解できない部分があったのは悔やまれる。ゲドの言葉「何かをすることのほうが何もしないでいることより、ずっと容易なんだ」が好き。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。1969年に長篇『闇の左手』でヒューゴー、ネピュラ両賞を受賞し、高い評価を得る

プロフィール詳細へ

アーシュラ・K・ル=グウィンに関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品