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ツバメ号とアマゾン号 下 岩波少年文庫

アーサー・ランサム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001141719
ISBN 10 : 400114171X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

船長フリントのハウスボートに泥棒が入り、疑いをかけられてしまったツバメ号クルーたち。船長との湖上の決戦や、宝探し、夜中の嵐…。楽しい夏休みは過ぎてゆく。40年にわたって親しまれてきた冒険の物語。

【著者紹介】
アーサー・ランサム : 1884‐1967。イギリスの作家。リーズ大学中退後、『オスカー・ワイルド』など文芸評論を書く。1913年にロシアに赴き、昔話を集めて『ピーターおじいさんの昔話』を刊行。『ツバメ号とアマゾン号』(1930)にはじまるランサム・サーガ12巻で児童文学作家の地位を確立

神宮輝夫 : 青山学院大学名誉教授(児童文学)。1932年、群馬県生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。イギリス児童文学の訳書多数。第12回国際グリム賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ずっきん

    上巻はあくまで児童書って感じで読んでたけど、下巻の子供達の『本気の冒険ごっこ』の臨場感たるや、大人も巻きまれる。船と子供たちのリアリティが素晴らしい。大人目線で読んでも充分に楽しめる、いまだ絶賛の声が多いのも納得の書。

  • ぶんこ

    面白かった。もう一度子供時代に戻って同じような夏休みを過ごしたい。親となって、子供にこんな夏休みを味わわせたい。ツバメ号もアマゾン号もキャビンのないヨットですが、だからこそ気軽に漕ぎ出せるのかな?気軽だけに親は心配でしょうに、子供の自主性を大切にしてます。スーザンが魚をさばいて料理したり、アマゾン号を迎え入れるために大掃除したりと、皆健気。ロジャを気遣う兄姉。友の為に一人で叔父さんに向かっていくナンシー。素直に謝る叔父さんも素敵。周りの大人の出しゃばらない気遣いも素敵でした。

  • NAO

    湖を海に見立てて冒険家の船乗りになりきっている子どもたちも魅力的だが、なんといっても隠れた主役はウォーカー家のおかあさんだろう。子どもたちの冒険を温かく見守り、応援し、ごっこ遊びに同じ目線で付き合ってくれる。このおかあさん自身も、きっと自分が子どものときに同じような遊びに興じていたのだろう。おかあさんの言動には常に共感が伴っていて、こんな風に接してもらえたら、子どもたちはうれしく、自信もつくだろう。ウォーカー家の避暑地はイギリスの湖水地方、湖水地方で過ごし湖を自由に船で行き来できたなんて羨ましい限りだ。

  • 帽子を編みます

    夏休みの喜び、子どもだけで過ごす特別な日々、小学生だった私は、この本に魅了されました。大人になっても魅いられる気分はありますが、別の視点でみている部分もあります。見守る大人たち、特にウォーカーのお母さん、子どもの個性をみて、信頼して、素晴らしいです。今の自分を省みて、こんな風に振る舞えているでしょうか。子どもが、よその船に侵入した噂、夜間航海、きっとじっとしてはいられないだろうし、でも子どもは「ほっといて欲しい」と思うでしょうね。あらしでこの休暇はおしまい、でも来年があるのです。そう楽しみは続くのです。

  • たつや

    本の装丁が新しく綺麗なので最近の作品かと思っていたら、約90年前の作品なんですね。微妙に、トムソーヤや、宝島、ロビンソンクルーソーにイメージや時代を被せて読むと更に楽しめました。でも、テレビもビデオもネットも漫画も無い時代の子供たちには、こういう本はご馳走だったと思える。作品ですね。ちょっと長い気もしますが。

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