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ピグー知識と実践の厚生経済学

アーサー・セシル・ピグー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623071579
ISBN 10 : 462307157X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「厚生経済学」を創始し、後世の経済学に多大な影響を及ぼしながらも失業問題をめぐるケインズとの論争に「敗れた」経済学者として長らく評価されてこなかったアーサー・C・ピグー。常に現実社会と向き合い、経済学に何ができるかを真摯に問い続けた彼の「実践の経済学」とは―近年再評価の機運高まるピグーの全貌を厳選された邦訳論文と詳細な解説によって明らかにする。

目次 : 一経済学者の弁明/ 保護貿易と労働階級/ 住宅問題の諸側面/ 賃金率の阻害要因/ 戦争負担と将来世代/ 節約と浪費/ インフレーション、デフレーション、リフレーション/ ティルトン男爵ケインズ(一八八三〜一九四六年)/ 書評 フリードリヒ・ハイエク著『隷属への道』/ ドゥーゼンベリー教授の所得と貯蓄/ 双方独占下での均衡/ 生産者余剰と消費者余剰/ 貨幣の価値

【著者紹介】
アーサー・C.ピグー : 1877‐1959。厚生経済学を確立したことで知られる20世紀前半イギリスの経済学者。ピグー税(外部性を解決するための税)などに名を残す。アルフレッド・マーシャルの弟子であり、ジョン・メイナード・ケインズの兄弟子。イギリス・ワイト島に退役軍人の父の下に生まれた。ケンブリッジ大学では、倫理学、政治哲学、経済学を修める。1908年マーシャルのあとを継ぎ、30歳にしてケンブリッジ大学唯一の経済学正教授に就任。1912年に『富と厚生』、1920年に『厚生経済学』初版を出版し、規範的命題を明示的にあつかう厚生経済学を打ち立てる

高見典和 : 1980年生まれ。2009年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、デューク大学経済学史センター客員研究員、早稲田大学政治経済学術院助教を経て、一橋大学経済研究所専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    マーシャルの言:社会科学者は大衆からの賞賛を恐れよ。みながその研究者をたたえるとき害悪が現れる(9頁)。孤高の学者をこそ。 栄養摂取量、教育、保険について、十分な水準を貧民が享受しないのは、無知や家計運営の失敗の 結果。O・ヒル女史はJ・ラスキンの助力を得て、最悪な区域に家屋を建て、家主になった。 彼女は社会的教訓として有益になるよう、無償にしない原則を守った(82頁)。 ピグーの経済的賃金:景気変動、職移動の労働者を考慮して全雇用を望む健常な労働者が雇用を見つ けられるような賃金率(体系106頁)。

  • 26-ring-binder

    19世紀末の経済学者アルフレッド・マーシャルの主要な2人の教え子であるアーサー・セシル・ピグーとジョン・メイナード・ケインズは、賃金と雇用の理論を巡って対立します。論争に勝利したケインズ学派が20世紀前半の主要な経済学理論の潮流を作る一方で、ピグーの研究した厚生経済学は、果たしてどこまで現実経済を誤ったのか、あるいは、正しく捉えたのか。古典を読み直すことで、思想の出発点を振り返り、現代の厚生経済研究の視点と対比できます。しかし、これが教科書でなかったら到底読めなかったような難しい本でした。まだ理解不完全。

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