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炎の爪痕(仮)創元推理文庫

アン・クリーヴス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488245122
ISBN 10 : 4488245129
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
玉木亨 ,  

Content Description

ペレス警部の自宅を訪れたのは、シェトランド本島に一家で移住してきたヘレナ。彼女はまえの持ち主が納屋で自殺して以降、何者かが家に侵入して謎めいた紙片を残していくことに悩まされていた。その納屋で、今度は近所の家の子守りが死体で見つかり、ペレスが捜査担当者となるのだが―CWA最優秀長編賞受賞作『大鴉の啼く冬』に始まった現代本格ミステリ・シリーズ最終巻。

【著者紹介】
アン・クリーヴス : 1954年、イングランド西部ヘレフォードシャー州に生まれる。86年に長編A Bird in the Handで作家デビュー。99年に開始した女性刑事ヴェラ・スタンホープのシリーズで注目を集める。2006年、『大鴉の啼く冬』で英国推理作家協会(CWA)最優秀長編賞を受賞。同書は“シェトランド四重奏”四部作の第一作であると同時に、ジミー・ペレス警部を主人公とするシリーズの第一作でもある。18年にペレス警部シリーズを完結させたのちも、英国ミステリ界の第一線で活躍中

玉木亨 : 1962年東京都生まれ。慶應大学経済学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    シリーズ読了。振り返ると、新四部作はテーマが一貫しており、その分、マンネリしてしまった嫌いはあっても、総合的には、よくまとまっていた。少なくとも、最終作が微妙な作品にはならず、先の二作よりはミステリとしても楽しめた。ペレスとウィローの関係の方は、こんなに駆け足で中途半端に纏めるくらいなら、ここまで進展させずに、匂わせるくらいで止めておいたほうが良かったと思う。キャシーの存在は空気と化したまま、まったく活かされることはなかったうえ、ペレスの再生物語としても、描き切れたとは言い難い。それらは本当に残念。

  • ケイ

    シェトランド四重奏の〆のこちら。刑事ものだから殺人事件とその解決がもちろん1番の読みどころであり、その解決にいたる過程はなかなか読み応えがあった。タイトルにある「火」の持つ恐ろしさと魅力、特に、火を味方につけたいと思う孤独に共感し、火の持つ美しさをぼんやりと感じた。しかし、シリーズを読んできたからこそ感じる、作品への感情移入を阻む子供に対する考え方。全く同調できず。自分が責任を持つべき娘に対しても、来るべき子供に対しても、どこか他人事ではないだろうか。

  • kaoru

    美しい自然に恵まれたシェトランド諸島を舞台にしたペレス警部シリーズの最後を飾る本作。本土から来た成功者の一家が巻き込まれた事件に端を発し、複雑な人間関係が露わになってゆく。過去の哀しみと訣別できないペレスと人生の一大事を抱えたウィローとの関係にも微妙な変化が。大人の無責任と児童虐待が本作のキーワードだろう。ミステリーとしての意外性はさほどでもないが、事件の解決を目指すうち新しい生き方に目覚めるペレスと女性としての自立を希求するウィローが心に刻まれた。多くの人の心を捉えたペレス警部の物語がもう読めないのは→

  • 星落秋風五丈原

    ペレス警部の自宅を訪れたのは、シェトランド本島に一家で移住してきたヘレナ。彼女は前の持ち主が納屋で自殺して以降、何者かが家に侵入して謎めいた紙片を残していくことに悩まされていた。その納屋で、今度は近所の家の子守りが死体で見つかり、ペレスが捜査担当者となるのだが。最終巻というわけで、ペレスとサンディに幸せが。とはいえペレスには元婚約者との間に後見者指定された娘キャシーとその実父ダンカンがいて、愛するあの人との結婚にすんなりたどり着けない。というか、大人達キャシーを軽く扱いすぎだな。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘)

    〈シェトランド四重奏〉の続きのシリーズ、第八作目。そして最終巻。主人公のペレスの言葉、「シェトランドの人口は二万三千人ほどなので、たいていの人がほかの誰かとなんらかの形でつながっています」その言葉通りにまたまたペレス警部の近所で死体が見つかります。このシリーズ、人間関係の縺れと動機が読みどころですが、今回も被害者の育った背景と犯人の動機になんとも心が痛みました。最終巻と言うことで、登場人物のこれからを察せられる描写が多々あり、とても嬉しく読み終えました。全八巻、とても面白かったです。

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