アンヌ=マリー・ルヴォル

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ロシアの星

アンヌ=マリー・ルヴォル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087735185
ISBN 10 : 4087735184
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

彼の名前はユーリー・ガガーリン、
優しく孤独な、われらが明星

1961年に人類ではじめて宇宙飛行を果たしたガガーリンは、
ソ連の英雄として祖国に祭りあげられ、7年後に飛行機訓練中に事故死した。
強大な国家を背負った男の栄光と悲哀。彼によって変えられた数多の人生。
そして宇宙への見果てぬ夢を描く、フランス人作家による連作短編小説集。

いくつもの角度から見た国民的英雄は、少しずつ異なる輝きと影をもつ。

【著者プロフィール】
アンヌ=マリー・ルヴォル
Anne-Marie Revol

1973年生まれ。パリ第10大学(現パリ・ナンテール大学)を卒業後、ニューヨーク市立大学クイーンズ・カレッジで修士号を取得。ニューヨークでフリーのジャーナリストとして活動し、現在はフランスのテレビ局『フランス2(ドゥ)』に勤務しつつ、執筆をおこなっている。2010年、デビュー作のノンフィクション『Nos etoiles ont file』にて、ELLE読者賞グランプリとロータリークラブ賞を受賞。その後フィクションを書くようになり、本書は小説2作目にあたる。

【著者紹介】
アンヌ=マリー・ルヴォル : 1973年生まれ。パリ第10大学(現パリ・ナンテール大学)を卒業後、ニューヨーク市立大学クイーンズ・カレッジで修士号を取得。ニューヨークでフリーのジャーナリストとして活動し、現在はフランスのテレビ局『フランス2(ドゥ)』に勤務しつつ、執筆をおこなっている。2010年、デビュー作のノンフィクション『Nos ´etoiles ont fil´e』にて、ELLE読者賞グランプリとロータリークラブ賞を受賞

河野万里子 : 1959年生まれ。翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業、同大学非常勤講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    1961年、人類初の有人宇宙飛行としてボストーク1号に単身搭乗したユーリー・ガガーリンの「地球は青かった」は有名だ。アポロ11号で初めて月に降り立ったニール・アームストロングなど“初めて“を成し遂げた人は仰ぎ見る星=スターのように見做され、どこに行っても人気の的となる。しかし、当の星は、幸せだったのか?主役たるガガーリンは、背表紙にいる。表紙挿絵に登場する人物が、それぞれの短編の主人公だ。全部で九人おり、後半になるに従い、実際に彼と出会った人が多くガガーリンは“国家の英雄”としての華々しい姿から遠ざかる。

  • くさてる

    世界初の有人宇宙旅行を成し遂げた、ユーリ・ガガーリン。かれとかれを取り巻く状況のあれこれを連作短篇のかたちでまとめあげた一冊。面白かったです。実在の人物と創作の人物が交差し、それぞれの人間模様と当時の社会情勢が影響しあって、たどり着く場所がある。そんな印象。個人的にはガガーリン本人の視点はずっと登場しないままのほうが良かった気もしますが、それがあることで、さらに物語の深みは増したのかも。良かったです。

  • Ex libris 毒餃子

    『ロシアの星』というタイトルからガガーリンだけではなくКрасная звездаも絡んでくるのかと思いきや、そこまでイデオロギー的要素はなくて良かった。ロシア宇宙開発史は涙あり涙ありの泥臭くて漢っぽい地道さの果てに成功を掴むのが良いです。第一話のおじいさんと孫の話からスタートするのも良い。

  • 1961年4月12日、人類で初めて宇宙へ行ったユーリー・ガガーリンに関連する人々の、10篇の短編小説集。一つ一つの話が比較的短いので読みやすかった。わたしにとって彼は初めて宇宙へ旅立った人で、それ以上でもそれ以下でもないのだけれど、彼に影響を受けた人がたくさんいたんだなと思った。ロシアの人にとっては、彼は英雄で、誇りであるということが、ひしひしと伝わってきた。彼については全く何も知らなかったけれど、この本を読んでちょっと詳しくなった気がする。それに、宇宙への見果てぬ夢が膨らんだ。★★★★☆

  • ハルト

    読了:◎ まさに「ロシアの星(スター)」だったユーリー・ガガーリン。彼のロシアの英雄となって以後を、彼を取り巻く人々の視点から、深く浅く語る。▼非の打ち所のなかったスターの、人間らしい側面が徐々に現れていく。それと同時に、その時代のソ連の在り方も書かれる。英雄という虚像を剥ぎ取った時、そこにいたのは一人の生身の人間であった。幻影のような宇宙飛行士としての彼の一生は、どこか掴み所がなく。選ばれし者の義務として、どこまでもスターを装っていた彼の非業の死には、悲しさが残る。

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