アレクシアス

アンナ・コムニニ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865820409
ISBN 10 : 486582040X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
840p;22

ユーザーレビュー

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ビザンツ屈指の名君アレクシオス1世をその...

投稿日:2021/03/21 (日)

ビザンツ屈指の名君アレクシオス1世をその娘が描いた伝記で、非常に身内びいきでありつつも客観的なところを保とうとしているところに人間味を感じる貴重な一冊です。内容のすばらしいことは読んでいただけると分かりますが、個人として正直のところ本文は中世ギリシア語を忠実に写そうとしたせいか日本語として少々読みにくさはありますし、代名詞として「その者」が多く使われるせいか誰が誰だと混乱するところもなくはないのですがそのようなことは些細な問題です。ビザンツに多少でも興味があるならとにかく手に取っていただきたく思っております。

ニグンノテイオー さん | 沖縄県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Toska さん

    昔々、光栄「蒼き狼と白き牝鹿」ガイドブックで「ビザンツ帝国」の解説に本書の冒頭が引用されていて、それがすごく印象的だった。まさか日本語で全文読める日が来るとは。21世紀最高。著者アンナの衒学趣味に真正面から取り組み、索引と訳注だけで275ページに達する大著である。しかも、邦訳にあたって仏英露独の各言語による訳を参考にしているという。とんでもない訳者がいたものだ。事前に井上浩一『歴史学の慰め』を読んでいたのでなおのこと楽しめた。

  • Mana さん

    緋色の皇女アンナの書いた父アレクシオス1世の歴史書。漢字に多分ギリシア語?でルビが降ってあるのが、意義は分かるんだけど正直素人には読みにくい。「皇帝は記念碑をもたらす勝利者として大都へ帰還する」が「ヴァシレフスはトロペオフォロスニキテイスとしてメガロポリスへ帰還する」に、なってしまって、なんだか頭に入ってこない…

  • じょあん さん

    コムニノス朝百年の礎を築いた皇帝アレクシオス1世の生涯と事績。父アレクシオスを愛してやまない娘アンナの手によるだけに、実際以上にアレクシオスを偉大に描いていると言えなくもない。しかし各所から外敵が押し寄せ、内部にも陰謀を抱えた波瀾の治世の中で、帝国を中興し天寿を全うしたのを見れば、やはりアレクシオスの偉大さを思わずにはいられない。こう思うのは私も皇女アンナの筆力にすっかり参ってしまったからかもしれない。訳註も索引も充実しており非常にありがたい。これを日本語で読めるようになったのは幸せなことである。

  • ヨシツネ さん

    索引がしっかりしているのが助かる。所々推しへの贔屓と歴史家の倫理で揺れている点はむしろ論文にありがちだ笑

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アンナ・コムニニ

1083年12月2日〜1154/55年頃没。ビザンツ皇帝アレクシオス1世コムニノス(在位1081〜1118年)の息女。1097年頃、名門の軍事貴族出のニキフォロス=ヴリエニオスと結婚。アレクシオスの死後、アンナの弟ヨアニスが即位。アンナは夫ヴリエニオスを担いでクーデターを企てるも失敗。以後、母の建て

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