Product Details
ISBN 10 : 4409520814
Content Description
著者は歴史家として、シベリア抑留を北東アジアの歴史と地政学のなかに置き直し、分析に有効な例として香月泰男、高杉一郎、石原吉郎を選び出した。苛酷な抑留体験をした彼らの戦中戦後を感性鋭くたどりながら、喪失の意味をさぐる。国家が責任をとらずに、特権階級だけが真っ先に難を逃れる構造はいまもかわらない。
目次 : 序章 神々は真っ先に逃げ帰った/ 第2章 歴史の中のシベリア抑留/ 第3章 香月泰男とラーゲリの世俗的世界/ 第4章 苦しんで得られた知―高杉一郎とシベリアの「民主運動」/ 第5章 石原吉郎―最も良き私自身帰っては来なかった/ 終章 藤原てい―引揚者たちの苦難/ 付表 何人捕われ、何人死んだか?
【著者紹介】
アンドリュー・E・バーシェイ : カリフォルニア大学バークレー校歴史学教授
富田武 : 1945年福島県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。成蹊大学名誉教授。専門はソ連政治史、日ソ関係史、シベリア抑留(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
Toska
読了日:2021/08/11
riri4125
読了日:2022/08/28
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

