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夢と幽霊の書

アンドルー・ラング

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861826504
ISBN 10 : 4861826500
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ルイス・キャロル、コナン・ドイルらが所属した心霊現象研究協会の会長による幽霊譚の古典、ロンドン留学中の夏目漱石が愛読し短篇「琴のそら音」の着想を得た名著、120年の時を越えて、待望の本邦初訳!

目次 : 夢/ 夢と幻視/ 水晶玉による幻視/ 幻覚/ 生き霊/ 死者の幽霊/ 目的を持って現れた幽霊/ 幽霊/ 幽霊と幽霊屋敷/ 近世の幽霊屋敷/ さらなる幽霊屋敷/ 大昔の幽霊/ アイスランドの幽霊/ さまざまなおばけ

【著者紹介】
アンドルー・ラング : 1844年、スコットランド生まれ。名門セント・アンドルーズ大学からイングランドのオクスフォード大学に進み、同大学最古の学寮マートンカレッジの特別研究員となる。1875年、ロンドンに移住。ジャーナリストの仕事につき、新聞や雑誌で評論、エッセイなどを発表する。1882年の設立当初から心霊現象研究協会の会員として名を連ね、亡くなる前年の1911年には会長も務めている

ないとうふみこ : 上智大学英語学科卒業。主に児童文学の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    読了…というより、途中から流し読み。漱石がロンドン留学中に原書で読み、後の「琴のそら音」や「夢十夜」などの創作にも影響を受けた書らしいということで、期待が先行していた、その分、がっかり感が強い。 人によっては面白いかもしれないが、吾輩は落胆。この本のどこが漱石を刺激したのか、さっぱり分からなかった。

  • HANA

    漱石にも影響を与えた、前々世紀の夢や幽霊に関する挿話をまとめた一冊。十九世紀、心霊主義が隆盛を極めた時期の本だけあって当時らしい話が並んでいるのに加え、伝説や昔話も多数採られて読んでいて飽きさせない。夢や幻視の話、特に「一家全員が犬の発狂する夢を見たものの、犬は何事もなく天寿を全うした話」なんか大好きで面白く読めたのだけど、やはり本領は幽霊の話。英国らしく幽霊屋敷の話ありアイスランドのサーガあり生霊ありと、当時の幽霊がこれでもかと詰め込まれている様は圧巻。怪談と同時に当時の空気が感じられるいい一冊でした。

  • sin

    夢を入り口にして幻覚から生き霊、果ては幽霊の存在へと、所謂現代で云う実話系と違って脚色を加えることなく客観的視点に立って残された資料や記録された文献が纏められている。予知夢や生き霊について意識と云うものを重視して錯覚や、或いはテレパシーの可能性を考察するなど仮説を立てているが、かといって霊的存在を否定した立場にいる訳ではない。またポルターガイストが悪霊や悪魔のせいと解釈されるのは宗教観が介在している為だろうが、現代に考察するならばサイコキネキスと云った処だろうか?あの漱石も手に取った120年前の出版物。

  • 背古巣

    申し訳ありません。カタカナの名前がたくさん出てきて、相関関係の理解やロケーションの理解がほとんどできませんでした。ただ、"夢と幽霊"についての現象の記述はわかりやすかったです。事実として認められていることを載せているのでしょうが、にわかには信じられないことばかりでした。特に幽霊屋敷の章は・・・。ばあちゃんが飛び跳ねるベッドの上でしがみついているって、ちょっとなーーです。私、科学的に説明できないものは信じない性分なんで、話半分で読んでいました。

  • 内島菫

    たまたま風邪薬を飲んでいる時期に昼の電車内や夜のベッドでうとうとしながら読むことが多かったため、私にとって眠りと親和性のある本になったが、「幽霊は、夢見る死者が無意識のうちに、生者のなかに引き起こした幻覚」であるとする考え方が本書に出てきた。この説についてこれ以上説明がなかったので、「夢見る死者」というものがどういうものなのか、死者が夢を見るという状態は普通に生者が夢を見る事態からどう類推すればいいのかがよく分からなかったが、そこから、この世界は死者の見る夢であるとも言えるような気がして、興味深くもある。

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