アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ

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人間の大地 光文社古典新訳文庫

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334753146
ISBN 10 : 4334753140
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
349p;16

内容詳細

郵便機のパイロットとして長いキャリアを持つ著者が、駆け出しの日々、勇敢な僚友たちのこと、アフリカや南米での人々との交流、自ら体験した極限状態などについて、時に臨場感豊かに、時に哲学的に語る。人間にとって大切なものは何かを鋭く問うたサン=テグジュペリ文学の大傑作。

【著者紹介】
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ : 1900‐1944。フランスの作家、飛行家。兵役で航空隊に志願、除隊後は民間航空業界に入る。26歳で作家デビューし、自らの飛行体験に基づく『南方郵便機』『人間の大地』などを発表した。1931年に発表した『夜間飛行』はアンドレ・ジッドに絶賛され、またフェミナ賞を受賞。また1942年の『戦う操縦士』は、ヒトラー『我が闘争』に対する「民主主義からの返答」として高く評価される。詩情あふれる『ちいさな王子』は、子どもから大人まで今も世界中で愛され続けている

渋谷豊 : 1968年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1995年から8年間のパリ滞在を経て、信州大学人文学部准教授。パリ第四大学文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はっせー さん

    めっちゃ面白かった! この本は『星の王子さま』の著者が書いた郵便機の話である。サン=テグジュペリさんは実際に郵便航空会社に就職して実際に空を飛んでいた人である。だからこの話はサン=テグジュペリさんが実際に起こったことを小説にしている。そのため話がリアルでためになるものであった。そして文章はほんとうに美しい。著者の文章力もすごいが、訳者の渋谷さんも美しい日本語に訳してくれたため読みやすくスラスラ読めた。まだ『星の王子さま』を読んだことがないので読みたいと思った!

  • naoっぴ さん

    パイロットのサン=テグジュペリの自伝的作品。さまざまなエピソードの中からリアルに叙情豊かに、人間のあり方が描き出される。臨場感ある冒険譚も素晴らしいが、極限状況にこそ見えてくる人間の神聖な精神性に深く感じ入った。星空の下、砂丘に横たわり自分を繋ぎとめる力を感じるとき。遭難したのは自分だが、真の遭難者は自分ではないことに気づくとき。死を目前にした人間同士の連帯感。人にとっての真の幸福とは、真実とは何かを考えさせられる。読む時期により心に留まる箇所もさまざまだろう。折に触れて読みたい本。

  • はたっぴ さん

    先日の『闇の奥』の著書コンラッドは船員生活から得られた体験をもとに人間社会の闇を描いたが、サン=テグジュペリは飛行家として発表したエッセイやルポをこの作品にまとめている。自身の職業を小説に出来るのは素晴らしいこと。実体験をもとにした作品を手にした読者(私)は本当に幸せだ。パイロットとして高い空から大地を見渡すように、人間そのものを俯瞰して捉えた文章は、人々を抱擁するような優しさと強さに溢れ、どれほど時間が経っても色褪せない。北杜夫さんや須賀敦子さんのエッセイで絶賛されていたこの一冊。大いに共感して ⇒

  • ナマアタタカイカタタタキキ さん

    私にとって、サン=テグジュペリほど、どの作品も読み終えた後「この本に出会えてよかった」と思える作家は、なかなかいないような気がする。壮大な自然の営みと、孤高のパイロット達。自己犠牲と人々の愛。これまで飛行機とはあまり縁がない私がこんなにも心を動かされるのは、彼が空と大地を語ることで、生命や人間の本質を我々に見せてくれるところにあると思った。砂漠でのあれこれは人生の縮図と言っても過言ではない。それでいて、すべての言葉が美しい…まさに空飛ぶ詩人といったところ。恥ずかしい程べた褒めだけれど、傑作には間違いない。

  • 巨峰 さん

    郵便機パイロットだった作者が自身や僚友のエピソードを語ったエッセイ。飛行機ものとしては「夜間飛行」と同じなのだけどあちらが創作でありながら散文詩のように叙事詩のように出来事が語られるのに対して「人間の大地」はかなり主張やら意見やらつまりは哲学が入ってくる。どちらが好きかは人によるんじゃないかな。広い世界を知ること今までとは違う角度から広い視野でみること。そうさ飛行機に乗って。

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アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ

作家、飛行士。1900年フランスのリヨン生まれ。フランスの民間郵便飛行機のパイロットとなり、たくさんのフライトを経験。第二次世界大戦中は、連合軍の偵祭飛行を任務とする部隊に所属。1944年、飛行中に消息を絶ち、行方不明となる。著書『星の王子さま』は出版と同時に多くの人に読まれ、20世紀中、最も多くの

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