アントニー・トロロープ

Individuals/organizations Page

Books

バーセット最後の年代記 上

アントニー・トロロープ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784875710783
ISBN 10 : 487571078X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

盗みの罪で告発された永年副牧師クローリー氏。彼の禄を取りあげようと策動する主教と奥方。牧師を救うため立ちあがったフラムリーの人々。弁護士トゥーグッドやジョン・イームズの活躍はいかに?牧師の娘グレースとグラントリー少佐の恋の行方は?イームズとリリー・デールの恋の行方は?20ポンドの小切手をめぐる謎は誰が解くのか?鍵を握るエレナーはフィレンツェへ。「バーセットシャー年代記」の最後を飾る大長編、本邦初訳!

【著者紹介】
木下善貞 : 1949年生まれ。1973年、九州大学文学部修士課程修了。1999年、博士(文学)(九州大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケイ

    19世紀のイギリス文学のストーリーテリングは最高だなと改めて思う。バーセットの街の人達に次々と焦点があたるトロロープ作品はこれがシリーズ最後らしいので、途中の何冊かを抜かしているのを後悔。バルザックのように大仰な感じではないが、本当にいそうな人々。この人を信じるのはあの人が信じるから、この男を責めるのは妻に世話を焼いてもらえなくなるから…等々、行動理由として今の時代の日本人でも頷けることがたくさん。そして小切手の謎はいかに。ちなみにトューグッド氏は英語だとToogoodなのかな。あまりにもいい人だ。

  • まふ

    トロロープ「バーチェスター年代記」6連作の最後の作品とのこと。「バーチェスターの塔」以外は読んでいなかったので、独立作品として読んだが、十分に理解できる。偏屈な永年副牧師ジョサイア・クローリーが20ポンドの小切手を盗んだ、という容疑で刑事告発されるが、次期の巡回裁判で陪審員によって有罪が確定するかもしれない危機的状況。家族、友人、親戚などが必死に「無罪」獲得のために努力する場面が描かれる。親戚のトゥーグッド事務弁護士が頑張って状況証拠を得ようと努力するが、下巻ではどうなるか。⇒

  • NAO

    小切手を盗んだ罪で告発された永年副牧師クローリー。この不祥事でクローリーの禄を取り上げようとする独断的なバーチェスター主教側と、クローリーを信じる人々とのいがみ合いが始まる。偏狭なうえにぼんやりで、自分がどこで小切手を手に入れたのかも思い出せないクローリーにはどう見ても勝ち目がないのだが、この先劇的な展開があるのだろうか。クローリーの娘グレースとグラントリー大執事の次男ヘンリーとの恋は気高く微笑ましく、二人のためにもクローリーは無実であってほしいのだが。

  • きりぱい

    面白かった。前作で脇役だったクローリー牧師が小切手を盗んだ罪に問われる騒動。本当に盗んだのか、結局盗んだことになるのか、それとも?と、そもそも本人に記憶がない。恥ずべきことはないと、家族や好意の者たちが助けようとしても受け入れず、疑う者はますます敵に回し、貧困と災難で特に妻が痛ましすぎる。いい加減誇りが高すぎるよと思うのだけれど、プラウディ夫人に対してはスッとしたり。娘世代の恋の成就も気をもませ、せっかく面白かったのに、まさか六連作の最後は上下巻分けて刊行されるとは。下巻はいつ読めるんだろう。

  • Hotspur

    「バーチェスター年代記」最後の作品(1867)。主な舞台はバーチェスターに戻り、馴染みのキャラがほとんど総出演。@クローリー牧師の小切手詐取疑惑、A相変わらず続いているジョン・イームズのリリーに対する求婚問題、Bグラントリー少佐とグレース・クローリーとの婚姻問題に加え、C新たなキャラであるロンドンの画家コンウェイ・ダルリンプルを巡るプロットが重なる。最初の三つ(@〜B)は前作までとの関連があるが、Cのコンウェイ・ダルリンプルのエピソードはやや唐突の感があり、どのように収束を見るのかは下巻に譲られる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items