アントニオウ:ピアノ作品全集
現代ギリシャにおいて、最も重要な作曲家であるアントニオウ。現在ボストン大学の名誉教授であり、ギリシャ作曲家同盟の会長を25年の長さに渡って務めるなど、国際的な音楽シーンへの貢献度は計り知れないものがあります。作曲家としてのアントニオウは、古代ギリシャのドラマにインスパイアされた主題に、ギリシャの民族音楽要素をプラスし、ドラマティックなプロットを作り上げていくというやり方を好んでおり「AQUARELLE」や「SYLLABLES」はサティのジムノペディを思わせる神秘的な雰囲気を備えています。また古典的な素材による「インヴェンション」や「フーガ」でもユニークな音が使われており、作曲家の個性の強さが伺えます。(輸入元情報)
【収録情報】
アントニオウ:
1. ENTRATA(入口) (1983)
2. AQUARELLE(アクアレッレ) (1958)
3. ピアノ・ソナタ Op.7 (1959)
4. SYLLABLES(音節) (1965)
5. 前奏曲とトッカータ (1982)
6. インヴェンションとフーガ Op.4-1 (1958)
インヴェンション第1番 - 2声:Allegretto
インヴェンション第2番 - 3声:Moderato
インヴェンション第3番 - 3声:Andante
インヴェンション第4番 - 3声:Allegro
フーガ:Moderato
7. インヴェンション、前奏曲とフーガ Op.4-2 (1958)
インヴェンション第1番 - 3声:Allegro
インヴェンション第2番 - 3声:Allegretto
前奏曲:Adagio
フーガ:Andante
8. 7つのリズミック・ダンス (2000)
9. SYNAPHES (2001)
コンスタンティノス・デストウニス(ピアノ)
録音時期:2017年7月3,4日
録音場所:アテネ、ディミトリ・ミトロプーロス・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
世界初録音(1-4,6,7,9)