アンデシュ・ルースルンド

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三年間の陥穽 下 ハヤカワ・ミステリ文庫

アンデシュ・ルースルンド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151821660
ISBN 10 : 415182166X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小児性愛者の会合に潜入するためホフマンはアメリカへ向かう。グレーンス警部は世界8カ国の警察と共に、ホフマンからの連絡を待っていた。だが、犯罪組織リーダーの狡猾な罠にはまり素性を暴かれてしまった。ホフマンは薬をもられ、身体の自由を奪われてしまう。果たしてホフマンは、一斉逮捕の時間までに、リーダーの正体を暴くことができるのか。そして、最後にグレーンスがたどり着いた驚愕の真実とは。

【著者紹介】
アンデシュ・ルースルンド : スウェーデンの作家。1961年生まれ。ジャーナリストとしての活動を経て、作家ベリエ・ヘルストレムとの共著である『制裁』で2004年に推理作家デビュー。北欧ミステリの最高峰である「ガラスの鍵」賞を受賞した。『三秒間の死角』(2009年)で英国推理作家協会(CWA)賞を受賞したほか、日本では『熊と踊れ』(2014年、ステファン・トゥンベリとの共著)で『このミステリーがすごい!』、「ミステリが読みたい!」などの年間ミステリランキング一位を獲得し、国際的に高い評価を得ている

清水由貴子 : 上智大学外国語学部卒、英語・イタリア語翻訳家

下倉亮一 : スウェーデン語翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ずっきん

    今回追うは、小児性愛者グループ。覚悟を決めて読むべし。ピート登場前のシリーズと融合したかのような、超重量級社会派とエンタメのバランスがよかった。グレーンスの内面と変化が丁寧に描かれ、ぐっと引き込まれる。嫌いになったり、見直したり、心配したりと、忙しいシリーズ主人公なことだ。本作では愛しくなったぞ。ピートで引っ張るネタも新たに出てきたし、まだまだ続いてほしい。

  • mayumi

    事件は解決したのに、予想もしなかった結末に絶望的な気持ちになってしまった。あの家族は今後どうなってしまうんだろう。真実を知った時、少女の心は壊れてしまうのではないか。「制裁」や「死刑囚」を読んだ時のような重苦しさを感じた。ただ、グレーンス警部は一歩前に進めたような気もする。そしてソフィアの過去も気になるところ。

  • 何てヤなテーマでしょう。最後の一人には、(o_o)今作は、ホフマンさん抜きの作品に空気が似てます、ホフマンさん登場しなくても良かったような。

  • tom

    グレーンスとホフマンは、幼い少女に対する性的虐待を楽しむ連中を追いかけ、みごとに逮捕、裁判にかけることを達成する。ついでに、グレーンスは驚くべき中心人物を探し出し、さらに自分の過去とも和解する。これでこれは良かったのだけど、とにかく少女に対する虐待と加害者の言葉の数々、これが不快うっとおしい。こういう行為のおぞましさが先に立つ。こういうことが、今現在も「ここ」にあるということがおぞましい。

  • Satoshi

    三日間の次は三年間とえらく長くなったが、タイムリミットが3年になったわけではなく、失踪事件が死亡認定され、操作終了にいたる期間。潜入先は幼児性愛者集団となかなか外道な連中。グレーンスも感情的に捜査に取り組むが、ピートによる潜入捜査が必須となる。虐待描写は読んでられないレベルで、流石のピートでも演じきれないのではと思っていたら、下巻ではピンチの連続。展開が早く、楽しみながら読めたが、このネタもこれ以上は続けられないだろうな。

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