アルフレッド・W・クロスビー

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数量化革命 ヨ-ロッパ覇権をもたらした世界観の誕生

アルフレッド・W・クロスビー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314009508
ISBN 10 : 4314009500
Format
Books
Release Date
November/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

数字、暦、機械時計、地図、貨幣、楽譜、遠近法、複式簿記…。ものの見方や思考様式を根底から変えた、数量化・視覚化という革命。ヨーロッパ覇権を準備した人々の思考様式の変化を追う。

【著者紹介】
アルフレッド・W・クロスビー : 1931年、ボストン生まれ。歴史学者。オハイオ州立大学、ワシントン州立大学、テキサス大学などで教職を歴任

小沢千重子 : 1951年、東京生まれ。東京大学農学部水産学科卒。水産庁勤務などを経て、現在、ノンフィクション分野の翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • syaori

    中世後期〜ルネサンス期の西欧人の世界観と心性の変化を数量化という観点から辿る本。それは、暦は曜日ごとの祈祷のためのものという「神と神の目的」に覆われた世界から「均質で計量できる空間」への転換で、その変遷が、不定時法から定時法への移行や、絵画や音楽の変化、貨幣経済の発展に伴う簿記の進展などを追うことで辿られます。そうして現れるのが、現在まで続く世界を数量的に把握し検証できるものと見る枠組みなのですが、その誕生過程を見ることは、当然と感じていた自身の世界の見方とその足場について思いを巡らせる機会になりました。

  • ドラマチックガス

    タイトルよりも遥かに広い範囲をカバーしている印象。これは「数量化」と言う言葉の意味を狭くしか捉えていなかった僕の方の問題。1300年前後に西欧で起きた大変革を時間・空間・数学・音楽・絵画・簿記…などで見ていく。「こんなすごいものが発明された」というより、「以前はこの技術・発想がなかった」ことにただただ驚いていく。西欧より遥かに「進んでいた」ギリシアやイスラム諸国、中国も気になる。これらの地域はなぜ先行でき、停滞し、抜かれ、引き離されたのか。思っていた内容とは違ったが、知りたいことが山程出てくる読書だった。

  • キョートマン

    定性的な物の見方から、定量的な物の見方へ変わったことが西ヨーロッパの覇権をもたらしたことが分かった。この本ではルネサンス期までしか触れられていないが、さらにここ100年でいえば統計的な見方が加わってるんじゃないかと思った。

  • 春ドーナツ

    インパクトのある書影はブリューゲル(父)の「節制」。過日ある本を読んでいて「ジープ山」に関するトリヴィアな一言が欲しかったとわがままを書いたけれど、本書はまさに痒い所に手が届いており、充実した読書だった。一昨日読んだ本で望まれた図版も網羅されている(プラトンの多面体とか)。これつまり、視覚による数量化ですね。一番感銘を受けたのは、スコラ学者の文書整理術。目次や小見出し、アルファベット順の索引などを編み出した。現代にもそのリーダビリティは受け継がれている。トマス・アクィナスを読んでみたいとも思わせてくれた。

  • Hiroki Nishizumi

    数量化・視覚化のアプローチがすべてを動かした訳だ。実に興味深い。

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