アルフレッド・ゴメス・セルダ

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雨あがりのメデジン 鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち

アルフレッド・ゴメス・セルダ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784790232506
ISBN 10 : 4790232506
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

数か月前、カミーロたちの住む山の斜面に図書館ができました。空からズドンと落ちてきたまっ黒い岩のような建物は、斜面で奇跡的にとまって、空にむかって口をあけている岩のようです。でも、カミーロとアンドレスは図書館のそばにくるといつもくるりと背をむけます。そのわけは…。スペイン屈指の児童文学作家が、南アメリカ、コロンビアのメデジンできょうを生きぬく十歳のふたりの少年の姿をえがいた、雨あがりの物語。スペイン国民児童文学賞受賞作。

【著者紹介】
アルフレッド・ゴメス=セルダ : 1951年スペイン、マドリード生まれ。1970年代から劇や映画の脚本を手がけるが、その後児童文学と運命的な出会いをし、1983年にデビュー作を発表以来、執筆のみならず、読者とのさまざまな交流等の活動を精力的におこなっている。幼い読者からYAまで、全年齢層を対象に100点以上の作品を出版。2009年に、スペインの児童文学界で最も権威ある賞である、国民児童文学賞を『雨あがりのメデジン』で受賞など、受賞多数

宇野和美 : 大阪府生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務を経て、翻訳家として活躍中。武蔵野大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • NAO

    裕福な地区と貧困地区が道一本隔てて存在するコロンビアのメデジン市。窃盗を繰り返すことに何ら良心の呵責も感じず大人になったら泥棒になると言うカミーロと、親が泥棒で絶対泥棒になりたくないというアンドレス。二人の屈託をもう少し描いてほしかった。図書館が二人の意識を変えていくのを描きたかったのだろうが、一人の司書がここまでできるのかは疑問。だが、確かに、本を読むことで貧困地区に住む少年たちの未来が少しでも明るいものになってほしい。

  • ぶんこ

    子供は親を選べない。母親は夫を選べるのに。10歳で学校に行かずに町をぶらつくカミーロとアンドレス。大酒飲みのカミーロの父から、お酒を持ち帰らないと暴力を振るわれ、外で寝なくてはならない。酒代を得るために図書館から本を盗む。盗んでいるつもりだったが、司書のマールさんの配慮で見逃されていた。司書の役割を考えさせられ、貧困な家庭多い地区の図書館の役割も考えさせられます。子供の本というよりは大人の本。もっと大人に読んで欲しい。

  • はる

    貧民街で暮らす少年カミーロは、本を盗んでお金に変えようと図書館にやってきます。そこで出会った優しい女性司書さんのとった行動とは…。短いストーリーですがとても強いメッセージ。きっと同じような子供たちは世界中にいるのでしょう。盗みをせざるを得ない少年たちの気持ちが痛い。若い女性司書さんのさりげない優しさが素敵です。こういう大人でありたいもんだ。

  • 杏子

    いい話だった。この図書館の司書もいい。本を売ってでもしないと生きていけない子どもたちがいる現実。それを知っての行為なのだろうが…。咎めるでもなく、かえって子どもをかばうようなことをしている。本来は本を守る司書としては、どうだろうとは思うが。子どもたちを信頼し、愛する心は裏切られず、司書としては一番の願いが叶った形になる。こんな司書になれるだろうか… 心の狭い、偏屈な司書になりたくないと思いつつも、どうしても… などなどいろいろ考えてしまう。

  • 遠い日

    コロンビアのメデジンという町に住むカミーロと親友アンドレスの日々。貧しい家がひしめくバリオ地区。父は飲んだくれで子どもに盗みを強いるような家庭だ。学校に行かず、町を駆け回って一日を過ごす。新しくできた大きな図書館へ出向きまた善からぬことをする。しかし、図書館員のマールさんとの出会いが、カミーロの心に微かな希望の灯をともしたようだ。暴力、貧困、崩壊しかけの家庭を本では救えないが、せめて生きる力、夢見る力を感じるラストが胸を打つ。

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