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円環 小学館文庫

アルネ・ダール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094073522
ISBN 10 : 4094073523
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

北欧ミステリ界トップランナーの新境地!

スウェーデン・ウプサラ市郊外の高速道路を走行中のBMWが、前触れも無く宙を舞い炎上した。死亡したのは、運転中の大手製鉄会社幹部。その後、石油業界のキャンペーンを手がけていた広告会社幹部が第2の爆破事件で命を落とす。被害者はどちらも気温変動や環境破壊に関係していた。
容疑者に挙げられたのは、15年前に先端技術の活用を拒否したがためにある誘拐事件の解決に失敗して警察を退職し、森で隠遁生活を送る元警部ルーカス・フリセル。かつて彼の部下で今は国家作戦局(NOD)の主任警部エヴァ・ニーマン宛てに、彼からと思われる犯行予告の手紙が届いていたのだ。
エヴァは、立ち上げられた特捜班Novaの一癖も二癖もある面々を率いて事件の捜査にあたり、第3の事件を警戒しながらフリセルを追うが――。
『時計仕掛けの歪んだ罠』で翻訳ミステリファンの度肝を抜いた、北欧ミステリ界のトップランナーが贈る驚愕の新シリーズ、ここに誕生!


【編集担当からのおすすめ情報】
1990〜2000年代「スウェーデン国家刑事警察シリーズ」でブレイクし、2016年のベリエル&ブルームシリーズ第1弾『時計仕掛けの歪んだ罠』(日本では小学館文庫より2020年に田口俊樹訳にて刊)で衝撃的な進化を遂げて日本の翻訳ミステリファンの度肝を抜いたアルネ・ダール。
「ダールの新作が読みたい」という熱烈な声に応え、新境地「Novaシリーズ」の第1弾をお届けします。「先が読めない」というレベルをはるかに超えて読む者をヒリつかせるツイスト、キンと張り詰めた空気感、おぞましくもスタイリッシュな映像的描写。加えて、捜査班Novaの個性的な面々を始め、一筋縄ではいかないキャラ立ち感が素晴らしく、今後の続編でも大きな魅力となりそうです。
他の北欧ミステリでは味わえない唯一無二のアルネ・ダールワールド、ぜひご堪能ください。


【著者紹介】
アルネ ダール : 1963年生まれ。スウェーデンの小説家、文芸評論家

矢島真理 : 東京生まれ。国際基督教大学教養学部理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナミのママ@低飛行中⤵️🏥

    オーソドックスな北欧の警察ものらしい作品。環境破壊がテーマでチーム捜査がメインとの概要を見て手にした。チームメンバーは個性的、ストーリーがなかなか進展しないのも、中盤でひっくり返るのも、最後の驚きも含めて悪くはない。シリーズ1作目とのこと。でもこの作家さん、翻訳されているどのシリーズも中途半端であとが続いていない。今作もすごく気になる終わり方なだけに、次が出るなら読んでも良かったかなという…内容の良し悪しよりそっちが気になる感想。

  • ばんだねいっぺい

    ちょっと思ってたのとは、異なったが、狂言回しのキャラクターの魅力が引っ張ってくれたように思う。執拗に特定の人物に執着する行為の怖さ、異常さ、一線を踏み越えた者に宿る主観的な全能感。

  • わたなべよしお

     まあ、なかなか。十分に楽しめるレベルでした。アルネ・ダールさんですから、もっとクセがあって、捻りまくるかな、と思ったのですが、多少おどろおどろしいところはあるけど、割とストレートで正統派的な警察小説になっていました。確かに主人公は誰?という感じもあるけど、シリーズ一作目の顔見せですかね。

  • 練りようかん

    気候変動を盾にした殺人の犯行声明は、警察を辞めた元上司の特徴的な言い回しが書かれており、動機が主軸のミステリーかなと思った。容疑者として引っ張ればオレに仕事させてくれと提案、罪をなすりつけられた側か偵察したいのか、どっちかを疑いながら読み進めるのだが、辞職の経緯とどうつながるかも忘れられないポイントだった。本筋前、折り返し後、終盤ときざみ元上司の女性たちにしたことがつながったときの印象は最悪で、解決後の復職は拒否感がハンパなかった。計算ずくの人物造形なのか、気候活動家への皮肉なのか、真意が掴めない。

  • nizi

    新シリーズ? おい「狩られる者たち」の続きはどうした。巻末の解説に「(狩られる者たちの)続きが気になる向きもあるだろうが〜」などと書いてあるが、アルネ・ダールの作品は、ラストがことごとくクリフハンガーなのだ。だから最後まで読ませろ……と思ってAmazonを検索していたら、本国では五作続いているシリーズが、英語版では三作しか出ていなかった。邦訳は英語版からの重訳なので、これ以上訳す意味はないと判断したのだろうか。なんにせよ残念なことである。

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