アリス・フィーニー

人物・団体ページへ

彼と彼女の衝撃の瞬間 創元推理文庫

アリス・フィーニー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488179076
ISBN 10 : 448817907X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
464p;15

内容詳細

ロンドンから車で2時間ほどの町の森で、女性の死体が発見された。爪にマニキュアで“偽善者”という言葉を書かれて―。取材に向かったのは、ニュースキャスター職から外されたばかりのBBC記者のアナ。捜査するのは、地元警察の警部ジャック。彼らによって語られる事件の様相は、なぜか微妙に食い違い…。予想外の展開とどんでん返しが待ち受ける、第一級のサスペンス!

【著者紹介】
アリス・フィーニー : BBCで15年間、記者やプロデューサーとして勤務したのち、2017年に『ときどき私は嘘をつく』でデビュー。同書は20以上の言語に翻訳され、ベストセラーとなった。現在はロンドン近郊のサリー州で夫と愛犬と暮らす

越智睦 : 東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ちょろこ さん

    嘘つきは誰?の一冊。ラストまで不安感、不安定な状態でひたすら揺さぶってくる、サスペンス以外の何者でもないサスペンス。森の中で見つかった女性の死体。果たして誰が殺めた?警察官の彼、記者の彼女の視点で描かれるストーリー展開。読み手はひたすら嘘つきは誰?という時間に心縛られていく。そして次なる殺人事件から次第に浮き彫りになる過去の事情。かなりエグい事情に読み手の心に植え付けられる、とある予想。そこから見事なドキハラ感で読ませ、待ち受けていたのは衝撃の面白さ。あなただったのね。鮮やかな目くらましサスペンスを堪能。

  • 遥かなる想い さん

    2022年このミス海外第7位。 一つの真実を 複数人の視点で語られるミステリーである。信頼できない語り手のミスリードが面白い。20年前の女子校での出来事が 現代の復讐劇に繋がっていく…畳み込むようなどんでん返しは いかにも 英国ミステリーで 面白い。女性心理の不気味さが 丹念に描かれた作品だった。

  • えにくす さん

    ロンドン郊外のブラックダウンの森で、女性の他殺体が発見された。事件を捜査する警部ジャックと、現地に派遣されたBBC記者アナの、2人の視点で交互に展開する物語。いきなり序盤での告白に、えっ?となる。そこから事件は進み、第二第三の事件が発生。過去の女性たちのおぞましい事件も明らかになり、如何にも英国サスペンスという感じ。2人の語り手が全く信用出来ず、もちろん感情移入も出来ずに物語は終盤へ。読者を待つ衝撃の真相とは?恐るべき連続殺人犯の正体は誰だ?←アナタだったのか!やられた、騙された!サスペンスの佳作だ★4

  • エピファネイア さん

    昨年度の「このミステリーがすごい」海外7位。アリス・フィーニーさん初読み。原題はHis & Hersなので邦題は少し盛りすぎかな。男性刑事と女性記者のパートが交互に登場。刑事と記者は元夫婦。所々で犯人の告白のパートが混じる。ロンドンから遠く離れた小さな街で殺人事件が発生。被害者は刑事とも記者とも関係のあった人物。やがて犠牲者は増えていく。それぞれのパートで語られる過去の回想も交えた事実を積み重ねることにより少しずつ事件の構図が浮かび上がってくる構成。登場人物が全員怪しく見えて最後までハラハラしながら読了。

  • aquamarine さん

    ロンドン郊外の町で女性の死体が発見される。それは連続殺人事件へと発展し…。視点はニュースキャスターを下ろされたばかりのアンと事件の捜査をする刑事のジャック。交互に語られるその間に犯人視点も挟まる。こんなに信用できない語り手も久しぶりで前半はかなり注意深く読み進めていたが、過去の出来事や人物の関係性がわかってくる頃には夢中で一気読み。終盤、やっぱり!と思いながらも、あれとかあれは…?クライマックスは頭がフル回転、頭の中まで熱い。そして…ああ…。まだ著者の掌の上だったか。読後プロローグに戻ってため息をついた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品