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女の議会

アリストパネース

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003210888
ISBN 10 : 4003210883
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ホームズ

    感じが古いので読むのにはかなり苦労した。斧が足りとしてもやはりあまり面白味は無いのかな。『女の平和』でもそうだったけどギリシア人は性に対して結構オープンな感じだったんですね〜。

  • 1.3manen

    前置き→台詞→註釋→後記の順。「いざやいざ」(75頁他)を歌う台詞は、朝とか、気分が沈んだときに発する言葉なのかもな。そうすると、元気が湧いてきそうだ。「いざやいざ」! 受験生が気合を入れる際にも有効であろう。125頁の註釋最終行にあるように、ギリシア人は地震が神意に基くものとして、これが起ると遠征軍を班したり、民會を中止したりした(次頁まで)。後記によると、民衆は悲喜劇の舞臺の上から色々の新しい思想を教えられた(186頁)という。文化経済学も舞台芸術のチケット代金や芸術家の所得問題が原点。舞台の大切さ。

  • はる

    アテナイの市民社会を潤した観劇。年に数日、午前に悲劇、午後に喜劇を無料で市民に提供していた国家的行事。その行事に参戦したアリストパネス後期の喜劇は、女が政権を握るどんでん返しの日常。財産は共有、男からのすれば女は共有。女からすれば男は共有。十部族から籤を引いた50人の五百人評議会を男装のプルクサゴスが領導、そんなアテナイ実現した。民会参議は市民の義務。ぶらぶらしてる者は公共奴隷の赤い縄にしょっ引かれ強制される。なかなかの民主政!義務ですから。でも、市民って男だけ。観劇も男だけ?少し異常。少し唸った。

  • ホームズ

    『雲』よりはわかりやすかったけど『女の平和』ほど面白くは無かったかな(笑)最初の展開としては面白かったけど後半が少し・・・。ギリシア世界では男も女も「性」って大切だったんですね〜(笑)漢字が古くて読むのに苦労はした。

  • 鵜殿篤

    「富」と並んで「女性」をも共有の対象となっていることは、興味深いところではある。思い返してみれば、ホメロスの叙事詩に端的に見られるように、古代ギリシアでは「女性」こそが所有すべき第一の対象物であった。男たちは、金よりも土地よりも、女性を争奪するために命を賭けたのだった。本書はホメロスの時代からはるかに下っているけれども、女性を「所有すべき対象」と見るという視点は明確に引き継がれている。「女性をモノとして扱う」という観念の源泉を考えるとき、本書は有力なサンプルのひとつになるだろうと思った次第。

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