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ISBN 10 : 4801920381
Content Description
星々は語らない。淡く見えるとも強く輝く――
探偵と元軍艦の宇宙船がコンビを組み
深宇宙(ディープ・スペーシズ)での事件を解決する表題作の他、
異文化に適応しようとした女性が偽りの自分に飲み込まれる「包嚢」、
宇宙船を身籠った女性と船の設計士の交流を描く「船を造る者たち」、
少女がおとぎ話の真実を知る「竜が太陽から飛びだす時」。
“アジアの宇宙”であるシュヤ宇宙を舞台に紡ぐ全9篇。
現代SFの最前線に立つ作家、日本初の短篇集。
【収録作品一覧】
「蝶々、黎明に墜ちて」(“Butterfly, Falling at Dawn”)
「船を造る者たち」(“The Shipmaker”)
2010年度英国SF協会賞最優秀短篇部門受賞
「包嚢」(“Immersion”)
2013年度ネビュラ賞短篇部門受賞、ローカス賞最優秀短篇部門受賞/2012年度英国SF協会賞最優秀短篇部門最終候補、
2013年度ヒューゴー賞最優秀短篇部門候補、2013年度シオドア・スタージョン記念賞候補
「星々は待っている」(“The Waiting Stars”)
2014年度ネビュラ賞ノヴェレット部門受賞/2014年度ヒューゴー賞最優秀ノヴェレット部門候補、
2014年度ローカス賞最優秀ノヴェレット部門候補
「形見」(“Memorials”)
2015年度ローカス賞最優秀ノヴェレット部門候補
「哀しみの杯三つ、星明かりのもとで」(“Three Cups of Grief, by Starlight”)
2015年度英国SF協会賞最優秀短篇部門受賞、2018年度イグノータス賞翻訳短篇賞受賞/2016年度ローカス賞最優秀短篇部門候補、2016年度ユージイ・フォスター記念賞候補
「魂魄回収」(“A Salvaging of Ghosts”)
2017年度ローカス賞最優秀短篇部門候補
「竜の太陽から飛びだす時」(“The Dragon That Flew Out of the Sun”)
「茶匠と探偵」(“The Tea Master and the Detective”)
2019年度ネビュラ賞ノヴェラ部門受賞、2019年度英国幻想文学大賞ノヴェラ部門受賞
/2019年度ヒューゴー賞最優秀ノヴェラ部門候補作、2019年度ローカス賞最優秀ノヴェラ部門候補作、
2019年度世界幻想文学大賞最優秀ノヴェラ部門候補作
【著者紹介】
アリエット・ド・ボダール : 1982年生まれ。2006年から執筆を開始。2007年から現在に至るまで書き続けている“シュヤ宇宙”シリーズは高い評価を受け、ネビュラ賞、ローカス賞、英国SF協会賞など多くの賞を受賞した。母語はフランス語だが、作品はすべて英語で発表している。原稿はまず万年筆で紙に書くのが習慣。フランスのパリ在住
大島豊 : 東京生。10年余の出版社勤務の後、フリーの翻訳、執筆業。SF、ファンタジィ、アイルランドをはじめとするヨーロッパの伝統音楽に親しむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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