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ISBN 10 : 4846116034
Content Description
チェルノブイリ原発事故は、事故の当初から住民達に情報が伝えられず、住民は放射能の中で、メーデーを祝い、大量に被曝した。本書は、事故に疑問を抱いた新聞記者の著者が、被害の実態を隠蔽しようとするソヴィエト体制の妨害にあいながらも、粘り強く独自に取材を続け、真実に迫ったインサイド・レポート。決死の事故処理にあたりながら体制から抹殺され、放射線障害で死んでゆく作業員、厖大な住民の健康被害が被曝によると認めず、事故経過を隠蔽する当局、怒り立ち上がる民衆、国会議員となってその先頭に立つ著者―本書は、ペレストロイカ時代のチェルノブイリ事故からソヴィエト体制の崩壊、腐敗したウクライナ政府との闘いまで、当事者でしか書けないチェルノブイリ・ドキュメント。
目次 : チェルノブイリの村で生きる/ ルードニャ=オソシニャ、それは騙された村/ 進入禁止!生命の保障はない/ ジトーミルにおける洗脳教育/ 議会での虚しい叫び/ 極秘:チェルノブイリ/ 罰なき罪/ かばいあい/ クレムリンのなかの権謀術数/ 異端の科学者〔ほか〕
【著者紹介】
アラ ヤロシンスカヤ : ジャーナリスト、作家、社会活動家、政治家。ライト・ライブリフッド賞受賞(1992年、スウェーデン)。ゴルバチョフ政権下ペレストロイカ時代にソヴィエト連邦人民代議員として活躍。のちボリス・エリツィン政権時代に大統領会議委員を務める。国際連合ロシア代表部スタッフのひとりとして、核不拡散問題に従事した
村上茂樹 : 1960年、神奈川県生まれ。名古屋大学農学部大学院中途退学。技術と人間をへて、制作会社、新聞社出版局などで働いたのちに、編集プロダクション自由制作所代表。ニコライ学院社会人コース、湯島ロシア語サークルをへて2011年東京ロシア語学院夜間部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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