Books

同性愛の社会史 イギリス・ルネサンス

アラン・ブレー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784882022541
ISBN 10 : 4882022540
Format
Books
Publisher
Release Date
May/1993
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • はちくま

    ボズウェル「キリスト教と同性愛」が、「中世で抑圧されていた同性愛がルネッサンスで解放されたっていうけど、そんな簡単な話じゃないんだよ」というのを中世の側から書いたとすれば、この著作はルネッサンス側から書いている。「トワイライト博物館」にも出てきた実在の魔女探索人マシュー・ホプキンズの名前も。声高に自分の考えを主張するのではなく、様々な参考文献をもとに積み上げていく書き方で、ブレイ先生好きです。でも、新版が出てるって、どこか変わったのかしらん。

  • 「同性愛に対して寛容なルネサンス」という広く流布したイメージを社会史的アプローチによって丹念に否定し、当時の同性愛のあり方を再構築する研究書。神話や宗教的な見地からの同性愛に対する嫌悪と、隣人や身内の中に現れる同性愛に対する寛容さの矛盾があったこと、そして17世紀以降に同性愛のまとまった文化や組織が現れてくるとそのような矛盾が消え去り、排除の力が働くこと等……。哲学史がわかっていないと難解な部分もあったが、近代以前の同性愛について知るのにふさわしい本だった。

  • ちあきほ

    聖書を知らないからか、嫌悪や恐れの対象とされていた事がよく分からなかった。やはりヨーロッパを考える前に聖書を学ぶべきかな…。しかし迫害や処罰されていた事を考えると、よほどモラルに影響があったのだろうか。現代日本は比較にならないのかもしれない。

  • xxx

    16〜18世紀のイギリスの同性愛事情。同性愛概念が生まれるまでは同性愛は淫蕩という包括的な概念であり迫害された。17世紀ごろまで男色は異端、犯罪など社会のアウトローと結びつけられてきた。一方、一般社会との解離が大きく家庭内(労働の場とイコール)での関係(主に少年愛)は暴力と関係しない限り無視されてきた。しかし18世紀からモリー・ハウスが誕生し、それが大規模に迫害されるとホモフォビックな言説が一般化し、同性愛社会と異性愛社会が分離し始めた…と作者は考えている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items