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ISBN 10 : 4588011006
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反哲学は、哲学とは全く異なる思考の布置の到来であるような「行為」を引き受ける。現代の反哲学は、ニーチェに始まり、ウィトゲンシュタインを経て、ラカンで締め括られる。あらゆる「締め括り」は、同時に「開始」であるが、ラカンによる反哲学の締め括りは、われわれを何に対して開くのか。バディウが語るラカンと共に、われわれはいま新たな開始の位置に立つ。
目次 : ラカンを取り上げた一九九四‐一九九五年度のセミネールについて/ 第1講 一九九四年一一月九日/ 第2講 一九九四年一一月三〇日/ 第3講 一九九四年一二月二一日/ 第4講 一九九五年一月一一日/ 第5講 一九九五年一月一八日/ 第6講 一九九五年三月一五日/ 第7講 一九九五年四月五日/ 第8講 一九九五年五月三一日/ 第9講 一九九五年六月一五日
【著者紹介】
アラン・バディウ : 1937年、モロッコの首都ラバトで生まれる。1956年にパリ高等師範学校に入学。1960年に哲学の高等教授資格試験に首席で合格。ランスの高校の哲学教師を経て、1966年秋には同じくランスで大学への予備教育のために新設された大学コレージュの哲学の教員に任命される。その後、パリ第八大学教授、高等師範学校哲学科教授などを経て、高等師範学校の名誉教授。1966‐1967年度に始まった公開セミネールは、ランス、ヴァンセンヌ実験大学、パリ第八大学、国際哲学コレージュ、パリ高等師範学校、オーベルヴィリエのコミューヌ劇場と場所を変えながら、2017年まで続けられてきた
原和之 : 1967年生まれ。パリ第四大学博士(哲学史)。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は、精神分析を中心とした20世紀以降のフランス思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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