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法的人間 ホモ・ジュリディクス 法の人類学的機能

アラン・シュピオ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326451128
ISBN 10 : 4326451122
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

法とは西洋の“宗教”である。全面化する競争社会で法を単なるゲームのルールに還元しようとする流れに抗して、法学者が真正面から「正義」を問う異色の書。労働法の世界的権威アラン・シュピオ、待望の初邦訳!

目次 : 1 法的ドグマ―私たちを基礎づける信条(人間存在の意味づけ―神の似姿/ 法の帝国―厳たる法、されど法(dura lex,sed lex)/ 言葉の強制力―合意は拘束する(pacta sunt servanda))/ 2 法の技術―解釈の素材(諸々の技術を統御する―禁止の技術/ 権力を考察する―統治から「ガバナンス」まで/ 人間を結ぶ―人権の正しい使用法)

【著者紹介】
アラン・シュピオ : 1949年生まれ、ボルドー大学で法学博士号取得後、1980年に法学の教授資格取得。ポワチエ大学教授、ナント大学教授を経て、2012年よりコレージュ・ド・フランス教授。社会法体系のあり方の議論などが、フランスのみならず全世界の社会法学者に影響を与える当代屈指の労働法学者

橋本一径 : 早稲田大学文学学術院教授。専門は表象文化論。2010年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了

嵩さやか : 東北大学大学院法学研究科教授。専門は社会保障法。1998年東京大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • タナカ電子出版

    この本はフランスの労働法専門家による著者の本でとても難しい本です。専門で勉強している人にしかおすすめできません。しかしながら著者であるアラン シュピオは博識で聖書から東洋思想インドカーストまで持ち出し語られる内容は、この本が法そのものが人間性を主体にしていることを意識してしまいます。

  • アブーカマル

    待望のアラン・シュピオ初邦訳本。シュピオはルジャンドルの現実なるもの、ものなるものを象徴的なもの、言葉によって定礎することの重要性を労働法を通してよく引き継いでると思う。シュピオ曰く労働法は他の方とは異なり近代的な技術の発展に並行して生まれ、進歩していったものだが、 ガスや電気の照明が産業、労働を自然のリズム(昼/夜、/夏/冬)から解放し、見境のない労働時間の延長に労働者をさらすことになったので法により一日、年間さらには一生の労働に限度を設けられたのである。法が不可能を禁止に置き換えたのだ。p.169

  • kinaba

    「法」の拠って立つ所はつまり何をドグマ的な正義として持つかであるとし、経済的最適性や自然科学的法則や契約主義に還元しようとする動きに繰り返し警鐘を鳴らす書。 新しい技術(特に情報科学技術)に対して法はどうあるべきかという法哲学に興味があって手にとったのだけれど、勿論スパッと具体的答えがあるわけではないにしろ、産業革命と労働法の関連との対比や、インターネットのネットワーク的構造と封建主義との対比など示唆に富む

  • tamioar

    註を読むのに一年かかった。

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