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飢えた潮

アミタヴ・ゴーシュ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896426908
ISBN 10 : 4896426908
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

インドガンガーの河口に広がる大マングローブ地帯シュンドルボン。潮の力が産み出した輝かしい生態系とこの地に流れ込む多様な人々の巡りあい・せめぎあいを背景に、神話・地質学・歴史・宗教・政治・動物行動学・気象・災害・言語学、すべてを包み込み、途方もないスケールで展開される21世紀世界文学の名作。ゴーシュにしか書けない、世界中で愛読される、特別な物語。

【著者紹介】
アミタヴ・ゴーシュ : 1956年カルカッタ(現コルカタ)生まれ。ダッカ、コロンボなどで幼少期を過ごす。デリー大学で歴史学を学んだのち、エジプトでのフィールドワークを経て英オクスフォード大で博士号(社会人類学)取得。1984年、デリーで発生したシーク教徒虐殺事件を自ら体験。1986年『理性の円環』でデビュー。1988年『シャドウ・ラインズ』(井坂理穂訳、而立書房)で、インドでの地位を確立。その後アメリカに拠点を移し、『古の土地で』『カルカッタ染色体』(伊藤真訳、DHC)『ガラスの宮殿』(小沢自然・小野正嗣訳、新潮社)『飢えた潮』、さらに阿片戦争の時代を描きだす「アイビス号三部作」(『罌粟の海』『煙河』『炎の洪水』)、『ガン島』と話題作を次々と発表

岩堀兼一郎 : 1984年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了。2011年より2017年にかけて(株)IHIにてシンガポール、マレーシアに駐在、国際調達・現地プラント工事などに従事。2017年〜2019年(独)国際協力機構インド事務所にて、上下水道・電力・防災案件等を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 読書一郎

    インド出身・アメリカ在住の英語作家の代表作。500ページありますが、読みやすく一気に読めます。 インド西部、複雑に入り組んだ海岸線を持つ通称「潮の国」で起こる10日間の物語です。その地域の貧困と悲惨な歴史、独特の民族宗教、この地に生息するカワイルカに人を襲う虎やワニ、それらすべてを呑み込む「飢えた潮」…人間と自然を大きなスケールで描いた作品ですが、意外に軽い読後感でした。

  • よだみな

    カワイルカの生態を調査すべくインド系米国女性ピヤ、は車中で出会ったニューデリーに住む翻訳会社社長のカナイと出会ったことからインドの大マングローブ地帯へと向かうことになる。 そこには貧困から這い上がろうとする者、虐げられた者、彼らを救おうとする者、横暴な者、そして外の世界の倫理をもちこむ人々から通してみえる、歴史、民族紛争、環境問題、経済格差、言葉の伝達などが語られる。 衣食住足りてこその環境問題。そういえば、ゴーシュの男性描写は本当にうまいことを思い出した。そして女はみんなそれぞれにたくましい。

  • みんみん

    シュンドルボンの生態系に魅了される若い研究者。6ヶ国語を操る起業家。現地の漁師とその家族。起業家の伯父が遺したノートから、過去の因縁や「モリチジャビの虐殺」が炙り出される。自分の知識不足もあって、全体的に合わない作品だった。ピヤ(ヒロイン、研究者)の無謀な感じとか。要素盛りだくさんでスケールは大きいです。

  • だけど松本

    自分には登場人物に魅力が感じられない。フォキルってそんなに女からみて魅力的だろうか?ピヤも、虎が村をおそったくだりでの行動や考え方からしてわがままにしか思えない。人がたくさん殺されてても動物を保護するのが優先だろうか?そんな考えの人が、自然保護をうたって多くの移民が虐殺された地で調査を続けていこうとすることは現地の人との軋轢が生まれたりしないんだろうか。

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