アブラハム・ラビノビッチ

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ヨムキプール戦争全史

アブラハム・ラビノビッチ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784890632374
ISBN 10 : 4890632379
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
23cm,547p

内容詳細

アラブ・イスラエル紛争最大の戦い「ヨムキプール戦争」(第四次中東戦争)の全容を初めて明らかにした決定版!著者は戦争時エルサレムポスト紙の記者として戦場を取材した経験をもち、その後三十数年かけて、手記、回想録、戦闘詳報、公刊戦史のすべてに目を通し、新たに一三〇名あまりの元将兵をインタビュー。史料と将兵の実体験の両面から立体的に戦闘経過を分析。アラブ側の戦争準備とイスラエルの油断、電撃的に始まった二正面同時の奇襲攻撃、それに続く壮絶な戦闘、そして停戦に至るまでのクライマックス…中東情勢を激変させた第四次中東戦争の総合戦史。

目次 : 砂上の足跡/ シリア軍首脳のカイロ訪問/ ショバフヨニム計画/ バドル計画/ 幻想/ 夏凪/ フセイン国王の極秘接触/ イスラエル軍情報部/ カウントダウン/ ヨムキプールの朝〔ほか〕

【著者紹介】
アブラハム・ラビノビッチ : 戦史研究家、軍事ジャーナリスト。1933年12月ニューヨークに生まれ、ブルックリンカレッジを卒業。米陸軍に入隊。ニューズデイ誌のスタッフを経て、エルサレムポスト紙の記者。主な専門分野は中東の軍事紛争、ヨムキプール戦争を報道班員として取材。エルサレム在住

滝川義人 : ユダヤ、中東軍事紛争の研究者。イスラエル大使館前チーフインフォメーションオフィサー。1937年12月長崎県に生まれ、早稲田大第一文学部を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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本書には戦後すぐには出てこないような外交...

投稿日:2021/02/25 (木)

本書には戦後すぐには出てこないような外交・軍事のエピソードなどがふんだんに盛り込まれており、そういう意味では21世紀だからこそ書ける本とも言えます。 第三次中東戦争での圧倒的な勝利により「アラブはイスラエルに戦争を仕掛けないだろう」との先入観があったために、開戦必至との判断が遅れ、動員が開戦直前になってしまい初戦の苦戦に繋がるという流れは、相手の意図を読む難しさ、奇襲を防ぐことの難しさ、先入観の恐ろしさなどを考えさせます。 この本に興味がある方は著者は別人(翻訳者は同じ)ですが、いわゆる第三次中東戦争について書かれた「第三次中東戦争全史」(原書房)もお勧めです。

一郎 さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スカイバニラ さん

    奇襲を受けてから反撃、そして停戦までに至る過程を将官から一戦車兵などの様々なエピソードが満載。読了後まず思った事は首相にもなったアリエル・シャロンという人物に関して、上司にするなら非常に頼りがいのある人だけど、上司として部下にはしたくないタイプであるという事。命令を拡大解釈して実行したり、直属の上司を無視して国防大臣のダヤンに直接電話を掛け、自分が立案した作戦の実施許可を求めようとしたり、司令部からの無線を無視したり………(汗)。

  • Chi-ha-ru さん

    戦闘サイドからだけでなく、政治サイドからもさまざまなエピソードを絡めてヨムキプール戦争(第四次中東戦争)を解説しているところが本当に面白い。また、この時代の多くのイスラエル将校は第一次から複数回中東戦争に従軍していることが多いので「中東戦争全史」みたいな本を読んでから読み直すとさらに面白い。その分誤字脱字が多かったり、amazonで一万円するのが残念である。ところでアリエル・シャロン少将(のち首相)がイスラエル版パットンにしか見えないのは気のせい?(外見じゃなくてね)

  • 下呂子(げろこ) さん

    4回ぐらい通読してる

  • げんげんみうみう さん

    日本などよりはるかに国防意識の高いはずのイスラエルでさえ、わずかな予断、怠慢、誤認などの連鎖で押し捲られ存亡の危機に立たされる… 示唆に富む一冊。できればエジプトやシリア側の記述がもっと欲しかったがやむを得ないか。 それにしても訳文が読みづらい(笑)。

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アブラハム・ラビノビッチ

戦史研究家、軍事ジャーナリスト。1933年12月ニューヨークに生まれ、ブルックリンカレッジを卒業。米陸軍に入隊。ニューズデイ誌のスタッフを経て、エルサレムポスト紙の記者。主な専門分野は中東の軍事紛争、ヨムキプール戦争を報道班員として取材。エルサレム在住

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