Books

にもかかわらず1900-1930

アドルフ・ロース

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622078876
ISBN 10 : 4622078872
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

モダニズム移行期の巨匠として広く認められながらも、そのような歴史理解をはるかに逸脱した謎でありつづけるアドルフ・ロースの主著、初の全訳。都市・建築のみならず家具、工芸品、ファッション、音楽、料理、テーブルマナーにいたるまで―20世紀初頭のウィーンで盟友カール・クラウスとともに論陣を張ったスキャンダラスな毒舌家による同時代「スペクタル社会」批判が展開する。近代建築宣言の先駆として名高い「装飾と犯罪」ほか全31篇(本邦初訳14篇)。

目次 : 「他なるもの」より―アドルフ・ロース著「オーストリアにおける西洋文化入門小冊子」第一期/ わが人生の断片より/ 陶器/ ウィーンにある最高の内部空間、最高の邸宅、最高の消えゆく建物、最高の新建築、最高の散歩道について―あるアンケートへの回答/ 私の建築学校/ 文化/ 無駄(ドイツ工作連盟)/ 文化の堕落/ 装飾と犯罪/ ウルクに―「装飾と犯罪」をばかにしてくれた記念に〔ほか〕

【著者紹介】
アドルフ・ロース : オーストリアの建築家。1870年、モラヴィア地方ブルノ市(現チェコ共和国)に生まれる。ドレスデン工科大学で学び、1893年より3年間アメリカに滞在。帰国後ウィーンで多くの批評を寄稿。1922‐28年、パリに拠点を移すも晩年はふたたびウィーンに戻って活動を続けた。1933年没

鈴木了二 : 1944年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。建築家、早稲田大学栄誉フェロー。作品「物質試行37佐木島プロジェクト」(1995/日本建築学会賞)「物資試行47金刀比羅宮プロジェクト」(2004/村野藤吾賞、日本藝術院賞)ほか

中谷礼仁 : 1965年生まれ。早稲田大学大学院前期博士課程修了。早稲田大学理工学術院建築学科教授。歴史工学・建築史

加藤淳 : 1972年生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、ベルリン工科大学ドイツ文学科に学ぶ。ベルリン在住10年を経て帰国後は翻訳、通訳、フリーライターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 1.3manen

    1931年初出。新しい色や色調こそは、神が人間に創造の喜びに邁進できるよう人間の英知からあえてそれをつくりだす能力を奪ったもの(52頁)。著者の見立てによればロマンス系文化は猫の文化であり、古代ゲルマン文化は豚の文化(68頁)。ドイツ工作連盟(71頁〜)。巻末訳注:この連盟は1907年にミュンヘンで結成。芸術と産業、職人の技術が協力し、工芸発展。ムテジウス、ヴェルド、オルブリッヒ、グロピウス、ベーレンス、タウト(282頁〔1〕)。文化の発展とは、日用品が装飾から解放されることと同義(97頁)。

  • 渓流

    誰か何か言った後で、にもかかわらず、と言える人間になりたくて。

  • Bkmker

    1900年から1930年に書かれた、エッセイと言っていいのかな。台所とか、今の感覚と違う!家って、変遷してきてるんだな、と驚いちゃった(当たり前だけど)。小説や物語の舞台として描かれるわけではなく、実際に当時の人が批判している言説を読むので、見方というか感じ方が新鮮。おんもしろいなーって思いながら読んでました。都市をつくるとか、建築を考えるとか、装飾を解説するとか、ってモノゴトを大きく見ているようで好き。人々の意識・価値観が変わっていく、ひと場面。

  • takao

    ふむ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items