アトゥール・ガワンデ

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予期せぬ瞬間 医療の不完全さは乗り越えられるか

アトゥール・ガワンデ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622086390
ISBN 10 : 4622086395
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「テニスプレーヤー、オーボエ奏者などと同じく、医師も上達するには練習が欠かせない。ただし、医師には一つだけ違いがある。それは、練習台が人間であるという点だ」腰痛、吐き気、肥満…私たちにとって身近な病いでも、医療にはなぜミスがつきまとい、医師にも思い通りにならないことが多いのか?研修先の病院で医療の不完全さを知るうちに、ガワンデはあることに気づく―咳がいつまでも治まらないときに人々が頼りにするのは、完全な科学知識などではなく、熟練した医師なのだ。混乱と不安と驚きに満ちた現場で、医師はどんな瞬間に医療の不完全さを知り、どう乗り越えてゆくのか。『死すべき定め』の著者が研修医時代に著した、衝撃のデビュー作。

目次 : 第1部 不完全(メスの教訓/ コンピュータとヘルニア工場/ 医者がミスを犯すとき/ 九千人の外科医/ 良い医者が悪い医者になるとき)/ 第2部 不可解(十三日の金曜日、しかも満月/ 痛みの波紋/ むかつき/ 紅潮/ 食べることをやめられない人々)/ 第3部 不確実(ファイナル・カット/ 乳児の死の謎/ 体はだれのものか?/ 赤い足の症例)

【著者紹介】
アトゥール・ガワンデ : 1965‐。ブリガムアンドウィメンズ病院勤務、ハーバード大学医学部・ハーバード大学公衆衛生大学院教授。「ニューヨーカー」誌の医学・科学部門のライターを務め、執筆記事はベスト・アメリカン・エッセイ2002に選ばれ、2010年に「タイム」誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    この本は著者が医者になって初めて書かれたが、15年ぶりに復刻された。なにより医療のcomplicationが率直に語られている。全米では医療ミスで4万4千人あまりの患者が死亡している。日本は統計自体存在しない。医学は不完全な科学。システムももちろん重要だが、医者の信念もまた重要。救急現場で25万人に1人の壊死性筋膜炎と診断した若い女性と救急担当医である著者の切羽詰まったやり取りが心に残る。外科医の直観と決断。あいまいな情報しかなくても、その時点で判断するしかない。これこそが医療という不確実性の科学の本質。

  • かもめ通信

    医療で人を救うといったヒーロー譚ではなく、医療現場に巣くう闇を告発するといった類いの本でもないが、命に関わる決断を迫られたり、手に汗握るほどスリリングな場面も。なによりも著者の真摯な姿勢が胸を打つ。

  • でんか

    研修医時代にかかれた「コード・ブルー」の改題復刻版。医療エッセイ。内容に関しては、さすがに一昔前の話だなあと感じることはあるが、その根底にある、医療そのものに流れるものはいつの時代も変わらないのだと思った。医療行為の不確実さ、その上に成り立っているのだということを、どれだけの人が分かって治療を受けているだろうか。ミスはありうる。それを医療者側から率直に描いたこの本、ぜひ、一般の方にも読んでみて欲しいと思う。この本を読んだなら、同作者のほかのエッセイもぜひ。

  • GASHOW

    ドクターハウスを思い出す。原因を見込んだ対策は外れて患者が死にそうになる。わからないなか判断をすすめる。救えた命があれば、それは正しかったことになるが、それ以上の方法があったかどうかはわからない。人喰いバクテリアみたいな恐ろしい病原菌に襲われたら悲惨だが、医者も強敵にあうと判断に困りながらも一緒にたたかってくれていて立場がちがえどつらいおもいをしている。

  • DEE

    いくら優秀な医師であっても、人間である以上やはり失敗は起こり得る。 人間の体はどこまでも複雑であり、予想通り、医学書通りの反応が常に起こるわけではない。 そんなとき予期せぬ瞬間はやってくる。 実体験をベースにしたこのエッセイ集は、医師が現場でどれほど迷い、悩み、考えているかを正直に語っていると思う。

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