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暴落 下 金融危機は世界をどう変えたのか

アダム・トゥーズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622088752
ISBN 10 : 4622088754
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第3部 ユーロ圏(2010年、ギリシャ―先送りとごまかし/ 債務の時代/ Gゼロの世界/ 破滅のループ/ 必要なことは何でも)/ 第4部 余波(アメリカン・ゴシック/ テーパー・タントラム/ くたばれ、EU―ウクライナ危機/ #Thisisacoup―これはクーデターだ/ 恐怖プロジェクト/ トランプ/ 来るべき世界のかたち)

【著者紹介】
アダム・トゥーズ : コロンビア大学歴史学教授。ロンドン生まれ。イングランドとドイツのハイデルベルクで育つ。1989年夏にケンブリッジ大学キングス・カレッジで経済学の学士号取得。ベルリンの大学院で研究を始める。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号取得。1996‐2009年にはケンブリッジ大学で教鞭をとる(現代史准教授、およびジーザス・カレッジのガーニー・ハート・フェロー)。その後、イェール大学のバートン・M・ビッグス教授。同大学では国際安全保障研究所所長も務める。2015年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 34

    危機後のFRBの対応は欧州、中国、日本のどの機関も担うことができないものであった。ドルはまたしても世界経済における中心的地位を証明した。欧州は無惨にも政治的駆引きの泥沼に引き込まれ、経済的主権を奪われた弱小国はナショナリズムの台頭に悩まされることとなった。トランプ政権の4年間に象徴されるのはアメリカ「権力」の弱化ではないにしても、「権威」の失墜であったことはまちがいない。リベラル・デモクラシーの損なわれた玉座に、今や経済的にもイデオロギー的にも超大国の威風を纏って台頭しつつあるのは、中国の権威主義である。

  • 小鳥遊 和

    2013-14年のウクライナ危機が米、欧、ロシア、ウクライナ諸国内および諸国間の経済・政治関係に規定されていたことを描く。ギリシャ危機についても同様。本邦ではこの部分と著者がその後ウクライナやEU周囲について書いた論文や記事を合本したほうが反響は大きく、読者を多く得るだろう。そういうインタビュー本を(トッドのように)新たに編集してもよい。と言いたくなるくらいロシアのウクライナ侵攻を取り巻く実体的構図や、最近米国がウクライナと行う経済交渉の背景について教えてくれる(これとて将来生成AIが書けるだろう)。

  • chiro

    金融危機が世界を変えたというよりもグローバリズムが世界を変え、そのベースに金融があったという事なのだと思う。ただ、金融危機に対する対策がQE的な大幅金融緩和によるtoo big to failがオーソライズされた感があるのが大いに疑問符がつくところであるが。

  • ぐんまくん。

    2008年の金融危機の主要因であるサブプライムローンが短期間に積み上がった背景を、その前の貯蓄銀行の破綻まで遡って解き明かしてくれる。そして、金融危機が引き起こしたギリシャを中心とした欧州危機、中国、ロシアなどの状況が緻密に説明。サブプライムショックがいかに広範囲、長期間にわたり影響したかがよくわかる。とにかく情報量がすごい。

  • にわ

    すごい重厚。お腹いっぱいで鬱になりそう。金融も政治も人が行うもので、そこには打算や感情が入り混じる。いくら世界平和と言っても、今富める者は富を手放し貧しき者と肩を並べることなどできやしない。EUの金融危機について詳細に書かれており、痛切にそれを感じた。

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