アダム・クチャルスキー

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感染の法則 ウイルス伝染から金融危機、ネットミームの拡散まで

アダム・クチャルスキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794225047
ISBN 10 : 4794225040
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

コロナウイルスをはじめとする感染症の脅威は言うまでもなく、金融危機の連鎖から、ネットミーム、犯罪や自殺の伝染まで、私たちはあらゆる「感染」に囲まれた、いまだかつてない時代を生きている。数理モデルを用いることで「どのように物事が広がり、収束するのか」を明らかにする本書は、この「感染時代」に生きるすべての人々のための“知的なワクチン”である。

目次 : 序章/ 第1章 感染の理論/ 第2章 金融危機と感染症/ 第3章 アイディアの感染/ 第4章 暴力の感染/ 第5章 オンラインでの感染/ 第6章 コンピュータウイルスの感染/ 第7章 感染を追跡する/ 第8章 感染の法則を生かすために

【著者紹介】
アダム・クチャルスキー : 1986年生まれ、ロンドン在住。ケンブリッジ大学で数学の博士号を取得。ロンドン大学衛生熱帯医学大学院で数理モデリングを教えながら統計学や社会行動の論文を発表する

日向やよい : 会津若松市出身。東北大学医学部薬学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゲオルギオ・ハーン

    感染という現象を広く捉えて、それぞれを分析した一冊。再生産数やスーパースプレッダーをキーワードにしており、どのようにネットワークを構築し、非常時の遮断についても書いている。個人的には金融危機とコンピュータウイルスが一番興味をひいた。再生産数でいうとコンピュータウイルスが一番凄まじく、今はスマホから家電を遠隔操作できて便利という謳い文句の一方でコンピュータウイルスの侵入口がとても増えているのは厄介だ。他の事例にしてもネットワーク化して利便性が出る一方で感染リスクが高まっていくのが分かる。

  • スプリント

    感染について書かれた本。ウィルス伝染から金融危機、ネットミームまで。 共通することはネットワークが成立していないと感染は広がらないということ。 最後に生き残るのは孤立した民族だったりして。

  • koji

    情報量が多く、書評が書きにくいので気になった箇所を書き残します。@伝染プロセスの数理モデルの構築者は20世紀初頭の奇人ロナルド・ロス、A今や誰も知る「再生産数R」はある論文の補遺にひっそり書かれていた?、BRの4要因D(持続時間)O(機会)T(伝播確率)S(感受性)が感染拡大解明の鍵、C感染症は人を分断する、D感染研究のおぞましい人体実験の誘惑、E感染爆発予測のパラドックス(有益が無益になる)、FSNSがエコーチェンバー現象を加速する、Gインフルエンサーはいない?、H普通の人がオンライン上で別人格になる?

  • jackbdc

    covid19のみならず、人と人等のネットワークによって拡散する現象(=感染)を正しく捉えて、そのリスクに適切に対処するのは難しい。どうしてもリスクを甘く見過ぎたり、過大に評価してパニックを招いてしまったりする。ヒューリスティックバイアスが生じやすい。科学的なアプローチを駆使して、データの入手と数理モデルによる解析が役立つ可能性がある。謙虚に失敗から学ぶことにより有用性が高められると説く。金融危機、SNSのコンテンツ、コンピュータウイルス等のダイナミズムも感染モデルとして取り上げる発想は興味深かった。

  • Go Extreme

    感染爆発 流行曲線 伝染を比較し解明 感染の理論:記述的手法と機構的手法 集団免疫の概念の登場 数理モデル 新製品の普及・4タイプ 金融危機と感染症:群衆の不安と強欲のモデル化 バブルの4段階 感染症と金融危機の類似 アイディアの感染 概念は感染するのか:複合伝染 バックファイア効果 暴力の感染:テロと集団行動 割れた窓オンライン交流 オンラインでの感染:  インフルエンサー エコーチェンバー現象 コンピュータウイルスの感染:マルウェア ワームの需要 コードシェアの問題 感染爆発を追跡 感染の法則を生かす

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