Product Details
ISBN 10 : 4801006620
Content Description
われわれの営為の根底に流れ、同時に文化全体を包み込む現象でもある“記憶と想起”に対して、諸学問はいかにアプローチしてきたのか。社会科学、歴史学、哲学、心理学、そして文学研究など多様な領域にまたがる“記憶研究”の現状をマッピングし、“記憶と想起”を社会文化的な視点からひもとく、最新にして最良の入門書。
目次 : 第1章 なぜ「記憶」が問題なのか―導入/ 第2章 集合的記憶の発明―文化科学における記憶研究の概観/ 第3章 記憶―各学問分野におけるアプローチおよび学際的なネットワークの可能性/ 第4章 集合的記憶と想起文化―文化記号論的モデル/ 第5章 メディアと記憶/ 第6章 集合的記憶のメディアとしての文学/ 第7章 物語論のカテゴリー―集合的記憶のレトリック
【著者紹介】
アストリッド・エアル : 1972年生まれ。現在、フランクフルト大学教授。イギリス・アメリカ学、文学研究、またメモリー・スタディーズを中心とする文化科学を専門とする。2011年にフランクフルト・メモリー・スタディーズ・プラットフォーム(Frankfurt Memory Studies Platform)を設立し、学際的かつ国際的な記憶研究の交流の場として運営している。2004年以降、雑誌『メディアとカルチュラル・メモリー(Media and Cultural Memory)』(ド・グリュイター社)の常任編集委員
山名淳 : 1963年、鳥取県に生まれる。広島大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学後、ベルリン・フンボルト大学へ留学(ドイツ学術交流会研究奨学生)。博士(教育学)。現在、東京大学大学院情報学環/教育学研究科教授。専門は教育哲学・思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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