ポケットにライ麦を クリスティー文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784151310409
ISBN 10 : 4151310401
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;16

内容詳細

見立て殺人ものの中期の傑作が新訳で登場

会社社長の毒殺事件を皮切りに名家で起きた三つの殺人事件。かつて仕込んだメイドを殺されたミス・マープルの正義の鉄槌が下る!

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

山本やよい : 同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • buchipanda3 さん

    「だけど邪悪な心だけは許せない」。本作には"邪悪さ"へ強い嫌悪を示す二人の老婦人が登場する。彼女たちはひとクセあるが魅力的なキャラだった。ひとりはミス・マープル。鋭い人間観察の目線から心理と謎を読み解く。もう一人の女性も客観的に物事を見ることに長けている。そんな彼女たちが感情を露わにする。それは邪悪な心に対して。人の心の正体を見抜くのは難しい。しかも一度、先入観に囚われると中々抜け出せない。たとえ事実が真実を指し示していても。それでも彼女は惑わされることなく真相に辿り着いた。ミステリの醍醐味を示すように。

  • オーウェン さん

    クリスティによるミス・マープルの長編の1つ。 テーマは見立て殺人であり、死んだ男のポケットにはライ麦が。 そしてメイドには洗濯ばさみが鼻でつままれているという具合。 このメイドとマープルが関係ありで、自ら事件解決のため事件を推理していく。 マザー・グースが見立ての元になっており、なぜそれを犯人が実行したのかの動機。 そしてすべてが解決した後のマープルの慟哭。 より人間味が増したシリーズとしての1作のように思う。

  • 優希 さん

    ミス・マープルもの。ポケットにライ麦が入っていたことから始まる連続殺人。見立て殺人の発端とも言えますね。ミス・マープルは美味しいところを持っていったような気がありますが、面白いので良いのです。

  • tokko さん

    やっぱりクリスティーはおもしろい!あっという間に読んでしまったけれど、みごとダマされて終わりました。でも決してアンフェアなプロットではありません。読者にもきちんと情報が開示されているので、ニール警部、ミス・マープルと一緒に推理しましょう。ネタはバラしたくはありませんので、もし読んでいなければ読みましょうという程度に留めておきます。

  • いろは さん

    読書会の課題本。言わずと知れた、The正統派ミステリー。イギリスではマザーグースは常識であり教養のひとつだとか。物語中でも、マザーグースが当たり前にばんばん出てきます。でも…ごめんなさい…お恥ずかしいのだけど…私が知っているのは、ハンプティ・ダンプティとパタリロに登場した『クックロビン音頭』だけで。もっと深くマザーグースを知っていたら、見立て殺人ものの本書を、更に楽しめただろうにな。苦手なはずの翻訳本だけど、新訳版はするするっと読めました。訳って大切だなー

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