アイリス・オーウェンス

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アフター・クロード ドーキー・アーカイヴ

アイリス・オーウェンス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336060631
ISBN 10 : 4336060630
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
279p;20

内容詳細

真夏のニューヨーク、ハリエットは同居するクロードと仲違いしてアパートを追い出される危機に陥る。身を守るために悪戦苦闘する彼女を待ち受けていたさらなる地獄とは…速射砲のように放たれる、宗教・人種・セックス・フェミニズム等々のあらゆる問題を無差別攻撃した過激なセリフ、知的で過剰なユーモアにあふれた筆致で描かれる一人の女の残酷物語。『ロリータ』の版元オリンピア・プレスでポルノ作家として活躍し、スーザン・ソンタグをして「彼女は最先端(ヒップスター)」と言わしめた伝説の作家の鮮烈な第一長篇がついに邦訳!(1973年作)。

【著者紹介】
アイリス・オーウェンス : 生年不詳、ニューヨーク生まれ。父はプロの賭博師。バーナード・カレッジ卒業後、1953年パリに渡る。前衛雑誌の編集人アレグザンダー・トロッキと出会い、彼の仲介によりオリンピア・プレスにてハリエット・ダイムラー名義でポルノ小説を執筆し人気を博す(デビュー作はDarling(56年))。70年にニューヨークへ戻り、73年『アフター・クロード』を刊行。84年には2作目Hope Diamond Refusesを執筆する。2008年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    ジャケ読みした。1970年代のニューヨークの退廃的な男女関係。フランス帰りのイケてる女から見た、すかした会話から成る小説。チェルシーホテルはマンハッタン七番街と八番街の間にある。「きみのようなタイプには妥協というものはないんだよベイビー。生きるか死ぬかの戦いをする。」「女は男よりも完全に近い。きみは生まれつき完璧な知識を身につけている。男は鍵を与えられているけれど、女は宝を宿している。男が真に男になるには、まず自分たちの女性的な面を手に入れる必要がある。そののちきみらの宝に手が届くことを望めるんだ。」

  • たまきら さん

    73年出版。当時の雰囲気が伝わってきます。それなりにきちんと教育を受け、新しい時代と自由を模索しているものの自己破壊的な行動を続けるユダヤ系アメリカ人女性(自画像?)が主人公です。夢もなく(あるいは壊れてしまっていて説明されていない)反省もなく、周囲を攻撃し続ける姿にはぐったり疲れますし、周囲の人たちにも同情しますが、彼女の境遇にも胸が痛みました。若さと美しさを利用され消費され、気づいたら年を取って何も残っていなかった…。そんな女性の悪夢を体現しているからかも。読み友さんの感想を読んで。

  • かわうそ さん

    能力値を「罵倒力」に全振りしたような主人公の悪口に特化した饒舌に爆笑しつつ、まともにコミュニケーションしたい場面でもまぜ返し揚げ足を取り攻撃に転じることしかできないクレイジーな姿になんともいえない哀しみを感じる。これは面白かった!

  • 星落秋風五丈原 さん

    いやこれはもう何ともいたい女性の物語としかいいようがないな。作家美人だな。

  • くさてる さん

    小気味のいい姐さんが毒舌でぶった切っていく虚飾に彩られた世界、男、友人……と思いきや、どんどん世界が変容してくる。主人公の見ている世界と外部の人々の食い違いが生々しく、あれ?と思って読み返すと、主人公の真の姿は最初から明らかなのだ。それに気づいて読み進めると、主人公を待ち受ける運命のほの暗さと怖さがたまらなくて、とても奇妙な後味を残す。好きな小説とは言えない。でも忘れられない小説だと思った。

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アイリス・オーウェンス

生年不詳、ニューヨーク生まれ。父はプロの賭博師。バーナード・カレッジ卒業後、1953年パリに渡る。前衛雑誌の編集人アレグザンダー・トロッキと出会い、彼の仲介によりオリンピア・プレスにてハリエット・ダイムラー名義でポルノ小説を執筆し人気を博す(デビュー作はDarling(56年))。70年にニューヨー

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