まぼろしハワイ 幻冬舎文庫

よしもとばなな

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344415294
ISBN 10 : 4344415299
フォーマット
出版社
発行年月
2010年08月
日本
追加情報
:
16cm,248p

商品説明

パパが死んで三ヶ月。傷心のオハナは、義理の母でありフラダンサーのあざみとホノルル空港に降り立った。あざみの育ての親マサコの、永遠の踊りに出会い、薄青い空、濃い緑、白く尖った波を眺めるうちに、涙の嵐に襲われる日々が変わっていく。パパはもうどこにもいないけれど、人生は続くのだ。優しいハワイに包まれ、生命が輝き出す奇跡の物語。

内容詳細

パパが死んで三ヶ月。傷心のオハナは、義理の母でありフラダンサーのあざみとホノルル空港に降り立った。あざみの育ての親マサコの、永遠の踊りに出会い、薄青い空、濃い緑、白く尖った波を眺めるうちに、涙の嵐に襲われる日々が変わっていく。パパはもうどこにもいないけれど、人生は続くのだ。優しいハワイに包まれ、生命が輝き出す奇跡の物語。

【著者紹介】
よしもとばなな : 1964年東京都生まれ。「キッチン」で海燕新人文学賞を受け、デビュー。「TUGUMI」で山本周五郎賞、「不倫と南米」でドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さてさて さん

    『ハワイにいると、人間はいつだって抱かれているんだと思う。』そんな『ハワイ』という地での安らぎの感情の中に、主人公たちが喪失を癒していく物語。『ハワイ』の魅力を美しい言葉で紡ぎ出す吉本ばななさんの筆の力が光るこの作品。『ハワイ』という特別な場所が、強い説得力をもって主人公たちに力を与えていく様を感じさせるこの作品。『読者のみなさんが、ハワイに行きたくなりますように』と語られる吉本さんの『ハワイ』愛が全編に渡って具に感じられる、『ハワイ』に始まり、『ハワイ』に終わる、全編『ハワイ』の魅力が満載な作品でした。

  • ヴェネツィア さん

    あとがきによれば、「5年もかかった、入魂の小説集」とのこと。筆者の思い入れもそれだけ強いのだろう。いずれもハワイを舞台にした中編が3篇。また、多かれ少なかれ、そこには失われた家族関係がからんでいる。表題作では、「私」も義母の「あずみさん」も泣いてばかり。構図とすれば、カタルシスによる癒しの物語ということになるだろう。全編にハワイの空気感がよく出ているし、また「単純でいい」ことを指向する世界観は、やはり癒しにつながって行くのだろう。

  • ミカママ さん

    ずうっとずうっと読みたかった本がようやく手に入ったので一気読み。独身の頃から何度も訪れたハワイ、もう空気から景色から、そしてよく通ったベトナムサンドイッチのお店まで、一瞬にしてよみがえってしまいました。私が一番好きだったのは「銀の月の下で」これからのふたりを予感させる終わり方が好き。あ〜行きたいな、ハワイイ!

  • 財布にジャック さん

    ハワイの空気感は見事だとは思いましたが、ビターなお話ばかりで、せっかくの明るいイメージのハワイが壊れてしまう気がして、今一歩乗り切れませんでした。しかし、ともすると不幸で暗くなりがちな人物が、皆前向きで素敵だなぁと羨ましくなったことは確かです。また読んでいると、ハワイの空や海や街が思い浮かんで、又行きたいなぁと思えてくるから不思議です。

  • らむれ さん

    「入魂の一作」なのは伝わってくるのだけど、多分に内面的で、追いつけないぐらいスピリチュアルで…読機をつかむのが難しい作品だなぁ。でも、自分のコンディションと作品がぴったり合うと、何物にも代え難いメッセージがある気がする。ハワイから帰ったら再読しようかな

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人物・団体紹介

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よしもとばなな

1964年、東京生まれ。詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年「ムーンライト・シャドウ」で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『

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