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よるのかえりみち

みやこしあきこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784033324609
ISBN 10 : 4033324607
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いつものよる。とくべつなよる。みんなゆっくり、ねむれますように―4歳から。

【著者紹介】
みやこしあきこ : 1982年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学卒業。大学在学中より絵本を描き始める。2009年『たいふうがくる』(BL出版)で第25回「ニッサン童話と絵本のグランプリ」大賞を受賞。2012年『もりのおくのおちゃかいへ』(偕成社)で第17回日本絵本賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    みやこしあきこ作。私はこの絵本作家は初めてだが、すでにいくつかの賞を得ているようだ。また、今作の作風がこの作家の一般的なスタイルなのか、あるいはこれがやや特殊なのかもわからないが、とにかく雰囲気のある絵だ。表紙もそうであるように、強調された遠近法の消失点の向こうは、おそらく深い深い闇である。描かれているウサギの母子の無表情が何か怖いようでもある。日常の裏側の夜の世界は、こんなにも神秘に満ちている。しかも、そうでありながらも、ここで描かれているのは夜の日常である。

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

    灯りがあたたかいのは、その先にだれかのいとしいひとが待っていると知っているから。冷たい風が頬をなでてもほほ笑みが絶えないのは、おみやげをあけるあなたの笑顔が浮かぶから。知らない夜道もこわくないのは、ひだりてを満たすぬくもりがまちを魔法のくにに変えるから。電気を消して暗闇が部屋を満たしてもこわくないのは、あなたがふんわりとおふとんをかけてくれたから。 夜が親しいのは誰かに守られていた頃の記憶。街をてらすすべてのあたたかい灯りに、それぞれのしあわせが灯っていることを夢みて、そっとめをとじる。おやすみなさい。

  • seacalf

    お母さんに抱きかかえて貰いながら通る夜の道。暗闇に浮かび上がる幾つもの窓からは、音や香りと共に夜の穏やかな時間を過ごすさまざまな場面が見える。少し靄がかかったような絵のひとつひとつが素敵。夜がもたらす心地好くて不思議な雰囲気を上手に表現していて、見る者に癒しを与えてくれる。

  • ぶち

    誰もいない静かな夜の街を、遊び疲れた坊やがお母さんに抱っこされて家に帰っていきます。坊やの心地よさや安心感が伝わってきます。さまざまな家の窓からは、暖かい色の灯りが漏れてきます。一日の終わりをそれぞれに過ごす人々の様子が垣間見えます。店じまいをする人、温かい食事の用意をする人、一人で静かに過ごす人、パーティに集まって賑やかに過ごす人々...。お父さんが迎えにきて、坊やはベッドで満ち足りた気分で眠りについていきます。窓から漏れるオレンジ色の灯りに安心感を覚える、そんな情景を静かに描き出した素敵な絵本です。

  • p.ntsk

    夜の帳が降りて家々から零れる灯りが道を照らす。窓に浮かぶ思い思いに夜のひと時をすごす人々の姿。様々な夜が一日を終えた人々を優しく包む。穏やかで温かい夜の雰囲気が伝わってくる絵本でした。

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