つる子さんからの奨学金

まはら三桃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784037274009
ISBN 10 : 4037274000
フォーマット
出版社
発行年月
2023年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
206p;19

内容詳細

つる子はこほんとひとつ咳払いして言った。「奨学金をだすことにしたよ。」ある日、曾祖母につる子に呼びだされたわかばたち一家。いとこの樹とともに、つる子から高校の学費を援助するという提案を受ける。条件は、今の実力よりひとつ上の学校をめざすことだった。受験とバレー部の両立、応援し心配する親からのプレッシャーに悩みながらも、わかばは挑戦するおもしろさを感じていく。中学生から。

【著者紹介】
まはら三桃 : 福岡県生まれ。講談社児童文学新人賞佳作『カラフルな闇』でデビュー。作品に『鉄のしぶきがはねる』(坪田譲治文学賞、JBBY賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ☆よいこ さん

    99歳ながら元気でポジティブ頑固一徹な曾祖母つる子さんから一家で呼び出された。いとこ家族も一緒に、つる子さんから提案されたのは「上を目指せば」高校の授業料を支援してくれるという話。わかばは部活と受験勉強の両立に苦労したけれど、成績が上がるにつれ「上を目指したい」と気持ちも上がる。一方で両親からのプレッシャーで嫌になることもある。いとこの樹(たつき)は成績優秀でトップクラスの学校を受験すると期待されていたけれど、意外な進路を選ぶ▽「女の子だから」頑張れとか正直キツイよね。わかばの成長と決意にエールを送りたい

  • ゆみねこ さん

    99歳の曾祖母つる子さんから、ひ孫のわかばと樹に「奨学金」を出すという提案が。条件は今の実力より1つ上の学校を目指すこと。部活との両立、親からのプレッシャー、クラスメイトたちとの関係、重圧に押しつぶされそうになりながら努力するわかば。幼い頃からの夢に挑む樹。女子であるが故に学びの場が狭められた曾祖母や祖母の時代。今も残るジェンダーギャップ。YAジャンルの本ですが、親や祖父母の世代にも一読を勧めたい。わかばの決断、つる子さん譲り!

  • 美紀ちゃん さん

    中学生のわかばと樹。 いとこ。 曾祖母が、ワンランク上の高校に行くなら、奨学金を出してくれると言う。 今の実力よりひとつ上を目指すのは、大変。 親からのプレッシャーに負けそうになったり、部活でも頑張ったり、友情関係で悩んだり。 中学生の気持ちの波がたくさんあり、 課題図書になりそうな良書。 ラストは、「まさか!」と呟いてしまう。でも本人の意思が硬いならね!応援したくなる。

  • はる さん

    99歳の曾祖母つる子さんは、受験を控える二人の曾孫、わかばと樹に奨学金を出すと言い出した。ただし、ある条件を達成すれば……。厳しい受験勉強と部活の両立、母親や友人たちとの関係に悩むわかば。少女の揺れる想いが繊細な筆致で描かれます。曾祖母の時代よりましになったものの、相変わらず男尊女卑の価値観が根強く残るジェンダー問題を盛り込みつつ、児童文学らしい、爽やかで前向きな物語になっています。

  • 真理そら さん

    つる子さんに、ワンランク上を目指したら高校3年間の学費を出すと言われたもうすぐ中三になる曾孫の樹(成績優秀な男)とわかば(バレーボールと両立させたい普通の成績の女)が1年間努力しながら将来を探す物語。ジェンダーフリー的な発想の色が濃い作品だがわかばの周囲の大人や友達の描き方が自然なのでサラッと読める。わかばの決心については高校は過程だと思うと納得できない気もするけれど…どうなんだろう。中学生だけでなく中学生の親も読むと参考になりそうな作品。

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まはら三桃

福岡県生まれ。講談社児童文学新人賞佳作『カラフルな闇』でデビュー。作品に『鉄のしぶきがはねる』(坪田譲治文学賞、JBBY賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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