ぞうのミミカキ

まどみちお

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784652071625
ISBN 10 : 4652071620
フォーマット
出版社
発行年月
1998年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
19cm,107p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 新地学@児童書病発動中 さん

    こんな詩集をここれまで読んだことがない。物たちが主人公で、その物たちにまどさんが感謝を述べていくのだ。皿、湯呑み、安全ピンのようにありふれた物に優しい眼差しを向けるまどさんは、やはり神様のような人だったと思う。「くつべら」が圧巻。くつべらは散文的なもので、どう考えても詩に書けそうにない。それでもまどさんは、「きにとめる ものも いない ほどの しんせつを いつも いつも つづけているうちに こんなに おだやかな かおかたちに なったのか」と表現する。この優しさ。この温かさ。泣かずにはいられない詩集だった。

  • ひ  ほ さん

    いろいろなみぢかなものに対するまどさんの愛情を感じました

  • 田中寛一 さん

    「ぞうさん」の歌で知られてるまど・みちおさんが、2月28日104歳で亡くなったことが新聞のコラムや記事で取り上げられていた。歌はよく知っていてもその他の詩や作者についてほとんど知らなかったので、今回2冊借りた本の1冊目で98年初版の本だ。身の回りのものをテーマにした詩にはっとさせられた。人だけでなく、心優しい布切れ一枚が寄り添ってくれると言われると心強くなる。「ミミカキとマゴノテ」何気なく使っているものがこんなふうに使われるなんて、絵本になったら面白そう。

  • tei さん

    すべてのものたちに平等に、愛情を込めて注がれる視線。自分がどれだけ身の回りのものたちに支えられていることか。時折それを思い出して、感謝しなくてはならないと思う。

  • わい さん

    ヤバイ。優しい童謡だけの人ではないというのは知識としては知っていたけれど、こんなに易しい言葉で、こんなヤバイものを書く人だったのかと驚いた。私は、動物や物に対して、過度にロマンチックに擬人化するような姿勢は苦手なのだけれど、この詩集にあるのはそういうセンチメンタルな擬人化を超越した何か。擬人化というのは、一様に「もの」を「人」に引きつけて表現するものだけれど、まどさんのそれは、「人」を「もの」に寄せている感じがする。それどころか「人なんてモノ以下でしょう?」と、無邪気にほほえまれているような感覚に襲われる

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人物・団体紹介

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まどみちお

1909年、山口県に生まれる。1934年に雑誌に投稿した詩が北原白秋により特選に選ばれる。1951年に書いた「ぞうさん」は日本人に最も愛される童謡のひとつ。1968年にはじめての詩集『てんぷらぴりぴり』(大日本図書)を刊行。野間児童文芸賞を受賞する。『まど・みちお全詩集』(理論社)で芸術選奨文部大臣

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