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ISBN 10 : 4883032663
Content Description
疑似科学を動員した知的支配の政治経済学的構造を、社会言語学・障害学等をもとに論じる「あたらしい知識社会学」のための序説。知の威信秩序とその格差構造、社会科学の射程および境界、「日本語特殊論」をはじめとする「言語論」、沖縄島への米軍基地集中を合理化する地政学的議論など、既存の体制への挑戦。
目次 : 問題の日常的忘却としての「NIMBY(Not In My Back Yard)」を中心に/ 第1部 人文・社会科学の政治経済学序説(知の序列―学術の政治経済学序説/ 社会科学の射程=境界線・再考―狭義の社会科学と広義の社会科学/ 科学の対象としての文化・再考―文化の社会学序説)/ 第2部 ことばの政治経済学―疑似科学=イデオロギー装置としての言語論(言語研究者の本質主義―近年の俗流言語論点描1/ 漢字依存と英語依存の病理―近年の俗流言語論点描2/ 日本語特殊論をつらぬく論理構造―近年の俗流言語論点描3/ 辞書の政治社会学序説―近年の俗流言語論点描4/ 日本語ナショナリズムの典型としての感じ論―近年の俗流言語論点描5/ 公教育における第二言語学習の選択権―言語権とエスペラント履修)/ 第3部 配慮と分離の政治経済学(新憲法=安保体制における受苦圏/「受益」圏の分離・固定化としての琉日戦後史―「復帰」をはさむ、2つの4半世紀に貫徹する「1国2制度」/ 日本国憲法下における沖縄人の地位―代理署名拒否訴訟「沖縄県第三準備書面」を素材にした日本国憲法再読/ イデオロギー装置としての戸籍―戦後沖縄にみる戸籍制度周辺の諸矛盾を中心に/ 障がい者文化の社会学的意味)
【著者紹介】
ましこひでのり : 1960年茨城県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、中京大学国際教養学部教授(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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