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身体教育の知識社会学 現代日本における体育・食育・性教育・救急法等をめぐる学習権を中心に

ましこひでのり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883034918
ISBN 10 : 4883034917
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

競技スポーツ等の身体運動は「健全なる精神」の育苗装置。知育・徳育の基盤こそ体育。―これら、うたがわれることのない図式こそ、知性の欠落にもとづく思考停止、無責任な楽観主義の産物というべきだろう。自明視されてきた「身体教育」の本質を再検証し、栄養学・性教育・救急法などをふくめた保健体育・家庭科ほか「広義の体育」が本来はらむ可能性を提起する。

目次 : 第1章 「身体教育」の本質と「身体教育」論再考/ 第2章 「身体教育」の略称としての「体育」は、なぜ競技スポーツの劣化コピーとなったか?/ 第3章 「食育」運動の本質とゆくえ/ 第4章 「身体教育」空間としての学校の本質再考/ 第5章 性教育ほか、リスク対策教育の実態/ 第6章 ヘルシズム/ヘルスプロモーションと、フードファディズム/オルトレキシア―優生思想とパターナリズムをベースとしたパノプティコン/ 第7章 身体教育解析の射程―『体育で学校を変えたい』をヒントに/ 第8章 障害者の生活文化という死角からの身体教育の再検討―身体教育の新領域1/ 第9章 地域の文化伝承と教科内の必修化:沖縄空手の伝播とグローバル化―身体教育の新領域2/ 第10章 暴力性の規制としての身体運動再考

【著者紹介】
ましこひでのり : 1960年茨城県うまれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員などをへて、現在、中京大学国際教養学部教授(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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