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言葉の園のお菓子番 未来への手紙 だいわ文庫

ほしおさなえ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479320920
ISBN 10 : 447932092X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

『活版印刷三日月堂』著者が心を込めて描く、
共感の声が届き続ける感動の人気シリーズ、第5弾!

『活版印刷三日月堂』などのヒットシリーズを手掛ける著者が、出会い、言葉、繋がること、喪失と再生、成熟をテーマに描く、「言葉の園のお菓子番」シリーズ5巻。

書店員の職を失ったあと、亡き祖母が所属していた連句会「ひとつばたご」に通うようになった一葉は、連句をはじめて三回目の春を迎え、新しい仕事にも積極的に取り組むようになっていた。そんななか、自分と同世代が集う「きりん座」のメンバーとの交流をきっかけに、大学時代に抱いていた想いが再び浮かびあがり‥‥。
封印していた気持ちに向き合い、一葉は自分の心を見つめ直していく。あのとき踏み出せなかった一歩を、自分の力で踏み出すために──。

人と人が深くつながることも、ゆっくりと自分自身を見つめ直すことも難しくなりつつある昨今、深いつながりをもたらす「連句」の場と、出会った人との「言葉」を通してのやり取りのなかで、20代後半の一葉が自分の心を見つめ、人との縁に助けられながら前を向いていく、切実で、やさしい物語6話で構成された連作集。
「変化しながら前へ進み、後ろには戻らない」という連句のルールとシンクロするように、迷いながら進む道の先は新しい出来事や出会いに繋がり、過去の痛みはいつしか豊かな可能性へと変わっていきます。
過去と向き合い未来へと進む勇気がしずかに胸に満ちてくる感動の人気シリーズ、待望の最新巻!


【著者紹介】
ほしおさなえ : 1964年東京都生まれ。作家・詩人。1995年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2016年『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が第5回静岡書店大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ

    シリーズ第五弾になっても、連句はわかったようなわからないような…。「きりん座」のメンバーが「ひとつばたご」に参加したり、逆に一葉が「きりん座」に参加したり。「ひとつばたご」に新しい風が吹いたのは間違いない。一葉が働く「あずきブックス」も、新しいイベントが開催。一葉の仕事に新しい風が吹いてきた。一葉と家族。もともと仲の良い家族に吹く新しい風。更に一葉には恋の風吹いてきた?「きりん座」との交流が、一葉に新しい未来という風が待っていそう。“彩果の宝石”は、北海道でも手に入るから久しぶりに食べたくなった。

  • シナモン

    シリーズ5作目。きりん座の皆さんとの交流を通じて一葉の世界もぐっと広がったよう。連句のルールとかは相変わらずちんぷんかんぷんだけど(それでも少し分かってきたかな🤔)、素敵な句がいっぱいでそれに触れられただけでも読んだ甲斐がありました。それにいつもながらの美味しそうなお菓子たち。早くも次巻が楽しみです。

  • KAZOO

    ほしおさんの他の小説の連載はほとんど終了してしまい、この連歌がらみの話だけがまだ続いています。今回はほかの連歌のグループなどとの交流が中心となっています。私は連歌についてはほとんど知らないのですが、結構面白い感じがします。自由に思ったことを書いていくような感じですね。また和菓子の話もかなり出てきたりして楽しめました。

  • のぶ

    シリーズももう5作目になるのですね。何回読んでも連句の世界は、裏とか脇とかよく分からない。それで退屈かというとそんなことはなくて、しっかり読んでしまう。言葉の美しさや、ほしおさんの優しい文章のせいだろう。それと句会に持って行く和菓子がどれもおいしそうで、日常ではあまり食べないけれど興味を魅かれる。あと連句を離れた世界に良い話がたくさんあって、一葉の父の趣味だった写真の話は懐かしく感じた。フィルムを現像し、印画紙に画像を焼き付ける。昔よくやりましたけれど、今の世代には通じない話じゃないかな。

  • はにこ

    連句会を期に、どんどん文学の輪が広がっていく。本当に素敵な世界。文芸にも同人誌ってあるんだね。めちゃくちゃ気になる。調べてみたい。きりん座の大輔さんの写真の世界の話も良いね。恋愛話が少ない一葉。恋になったら良いなぁとおばちゃんは思ったりしています。

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