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紙屋ふじさき記念館 結のアルバム 角川文庫

ほしおさなえ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041131794
ISBN 10 : 4041131790
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

感染症の世界的大流行の影響で、記念館の閉館イベントは中止。百花もリモート環境下で卒論と就活に取り組むことになった。突如一変してしまった日常に不安や理不尽さを感じながらも、百花や大学の仲間たちは現実に精一杯向き合っていこうとする。そんな中、ついに藤崎産業の将用試験が始まり、百花は面接で「和紙」の意義とは何かをあらためて突きつけられる。一方の一成は新記念館の再建のために何やら動き出していて…?

【著者紹介】
ほしおさなえ : 1964年、東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」で第38回群像新人文学賞優秀賞受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が、第5回静岡書店大賞“映像化したい文庫部門”を受賞、人気シリーズとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ

    新型コロナ感染が流行し始めた頃を思い出す。緊急事態宣言、蔓延防止、三密、リモートワークなど、いろいろな聞き慣れない様々な言葉が飛び交い、様々なイベントも中止。学生にとって、思い出に残るようなことも奪われ辛いだろうなと思った。そんな中、できないなりに知恵を絞り、頑張る小冊子研究会のメンバーが逞しく思えた。百花も卒論など忙しい中、久しぶりに“できるかな”を彷彿させる工作シーンが、相変わらずいい。出番は少なかったが、一成も密かに動き出していて、格好良かった。とりあえず、百花、おめでとう。莉子もおめでとう。

  • のぶ

    物語も一つの区切りを迎えましたね。今回はコロナ禍での環境が大きく反映して記念館の閉館イベントは中止となる。卒業を間近に控えた百花は就職問題を抱えるが、藤崎産業への面接に臨み無事内定を勝ち取る事ができた。学園生活ではリモート環境下で卒論に取り組むことになった。突如姿を変えてしまった日常に、不安や理不尽さを感じながらも、百花や大学の仲間たちは現実に精一杯向き合っていこうとする。読んでいてリモートがいかに無味乾燥なものかを痛感させられた。ただ最後は感動で締めくくられていて、今後に希望を持たせるものだった。

  • シナモン

    シリーズ6作目。コロナ禍での大学生活はほんとに大変そうだったけど、困難な環境のなかでみんなで知恵を出し合って良いものにしていこうとする姿に感動したし、励まされた。 百花も晴れて就職も決まり、新しい記念館がつくられることになって(しかも川越!)、また新たなステージの始まりの予感が。他のほしおさんの作品と絡みも出てくるかな。続きが楽しみです。

  • KAZOO

    このシリーズの最新刊で、主にこのコロナ下での主人公たちの日常などが描かれています。大学4年になって卒論や就職活動がこのような状況下で行われているのかがわかります。主人公の卒論はほかの学生とかぶらないようにと思いつつ指導教授のご専門の小川未明の詩や童謡についてということでまとめられたようです。また卒業して藤崎産業に就職も決まり、新記念館の候補地が川越に決まります。ほかの「三日月堂」「月光荘」シリーズとコラボしていくのでしょうか?

  • ちいこ

    自分の娘もこんな風に大学のリモート授業を受けて、卒論を頑張っていたなぁ…と思いながら読ませてもらいました。

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