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あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー 集英社オレンジ文庫

ほしおさなえ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086803441
ISBN 10 : 4086803445
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

その駅で別れを知り、人は少し大人になっていく―。おばあちゃんの家を処分するために降りた清瀬駅で見つけた家族の顔。鎌倉高校前駅で出会った人の顔が見えない少女。下灘駅で食べた亡き母へと誘う塩むすび。決別と再会を見守る東京駅と京都駅。時は移ろい、人は去り、思い出を抱いた駅はそれでも新しいドラマを紡ぎだす。ありふれた駅のかけがえのない物語全四編。

【著者紹介】
ほしおさなえ : 東京都出身。第38回群像新人文学賞優秀作受賞。代表作に「活版印刷三日月堂」シリーズ、「菓子屋横丁月光荘」シリーズなどがある

岡本千紘 : 岡山県出身。集英社オレンジ文庫に『何度でも永遠』などがある

崎谷はるひ : BLを中心に著作は100冊を超える。一般文芸作品に『トオチカ』(角川文庫)がある

奈波はるか : 代表作に「少年舞妓千代菊」シリーズ(コバルト文庫)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • machi☺︎︎゛

    駅に纏わる4つのお話。ほしおさなえさんのカントリーロードに出てくる清瀬駅は行った事ないけどどこか懐かしさを感じるほっこり系。岡本千紘さんは初読みだったけど、母親の愛を感じる感動作で良かった。奈波はるかさんも初読み作家さん。こちらは逆に父親の愛を感じる作品だった。京都駅の大階段はよく行くので情景が浮かんでより良かった。

  • ばう

    ★★★ 駅は旅立つ場所、帰ってくる場所、様々な出会いの場所。そこではいろんなドラマが起きる。清瀬、鎌倉高校前、下灘、東京と京都それぞれの駅に纏わる4篇の短編集です。下灘駅が舞台の岡本千紘さん『どこまでもブルー』と東京・京都駅の奈奈波はるかさん『夜桜の舞』が良かった。

  • hirune

    駅を舞台にした4人の作家さんのアンソロジー。それぞれ温かくも切なく、いい味を出している短編集だと思います。崎谷はるひさんの話は馴染み深い江ノ電が舞台でコロナ禍の現在が描かれて、こんなに先行きが見えないコロナの世の中でさえ悪いことばかりじゃないと思わせて貰いました😃奈波はるかさんの「夜桜の舞」では京都駅に行って大階段を見てみたくなりました。そうだ、京都行こう、って気軽にあちこちへ行ける世界に早く戻ってほしいなぁ☆

  • ぶんこ

    駅にまつわる短編集で、行った事があるのは東京駅丸の内北口のみなので、4作目の「夜桜の舞」のみ情景が鮮やかの浮かび上がりました。ただ京都駅の大階段は知らなかったので無性に行きたくなってます。ほしおさんの祖父の蔵書を片付けに行く母を思う気持ちが優しくてジ〜ンとしました。岡本さんの癌で亡くなった母のことづてを伝えに来てくれた円さんと洋海君の自然な関わり方が素晴らしい。おむすびが食べたくなります。最後の能の舞が出来なくなってしまった佳章さんの重しがとれたのが気持ち良い。こちらも無性に能が観たくなりました。

  • ポチ

    ほしおさんの作品があったので手にしたが他の作品も良く、前向きに一歩進もうとする姿勢に口元がほころんでいました。下灘駅での塩むすび食べたいなぁ。

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